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プルガサリ 伝説の大怪獣評論(3)
北朝鮮版のゴジラです。
プルガサリが城攻めするシーンは迫力満点!
新兵器(大砲)“獅子砲”と“将軍砲”を物ともせず突進する様は勇壮だった。
時代劇の怪獣映画はご満悦でした。
本作の存在は全く知りませんでしたが、超レアものだということは直感で分かりました。特撮オタクの勘、というやつでしょうか(笑)
中野昭慶特技監督やスーツアクターの薩摩剣八郎他、「ゴジラ」シリーズの特撮スタッフが北朝鮮に招かれつくり上げた時代劇怪獣映画。でも当然の如くノンクレジット(泣)
伝統の着ぐるみを使った手法での特撮が素晴らしい。予算が潤沢だったのか、王宮のミニチュア・セットがリアルかつ豪華で、それを容赦無く壊す特撮場面の迫力たるやものすごかったです。
もしかしたら、日本の特撮映画よりレベルの高い特撮シーンだったかも…。やっぱり金がものを言うんですねぇ…。
時代劇ならではの戦闘シーンも、朝鮮人民軍総動員という破格の規模なので、当然そのスケールの大きさはハンパなかったです。とても印象的でした。
特撮と本編の融合も巧みで、実際にプルガサリがそこにいるかのように錯覚する場面もあり、そのクォリティーの高さには脱帽しました。さすがの一言。
北朝鮮製作で中々公開されなかったから、レンタルも事情があったんだろうと思う。
当然、着ぐるみの怪獣プルガサリを見ると、何年前の製作なんだ?と思うがまあそれは仕方ないと思う。
時代劇だし、大魔人みたいなもんだと思う。
セットは頑張っているので金は掛かっている。
しかし、もはや古い作品なので「北朝鮮が作ったのか?」と言う興味以外は無いのでは。