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影なき声 プロット 日本 10月22日 1958 台灣上映
影無き男(1934) プロット アメリカ 01月01日 1900 台灣上映
影なき恐怖 プロット アメリカ 05月10日 1957 台灣上映
影なき殺人 プロット アメリカ 09月01日 1947 台灣上映
影なき淫獣 プロット イタリア 03月06日 1976 台灣上映
影なき狙撃者 プロット アメリカ 01月01日 1900 台灣上映
影なき男(1987)評論(2)
ストーリー: 65
キャスト: 75
演出: 65
ビジュアル: 65
音楽: 65
名優ポワチエ出演のまずまずの犯罪もの。無茶苦茶に派手な活劇を見せるわけではないが、無難にまとめたかんじ。
山に逃げ込んだ犯人を追い詰めるため、ポワチエが山岳ガイドの男と共に厳しい山の中に入り込むのが見所だろうか。山の素人と犯罪の素人との組み合わせはなんとも中途半端だが、それでもなんとか犯人に追いつこうと厳しい自然を相手に格闘する。
都会の宝石店夫婦を襲った犯人は、最初から殺しをためらわず残虐性を見せる。また殺しの際には左目を打ち抜くというこだわりを持つ。ポワチエが捜査の初期段階で指摘したとおり、犯人は過去にもいろいろと犯罪暦がありそうだ。
しかしながらそれらの過去について話がそれ以上ふくらむこともなく、新しく次々に自分のために殺人を犯しながら話が進んでいく。これだけの犯罪者なのだから、もう少しそのあたりの犯人像に触れてもいいのではないかと思う。
公開当時、劇場で観賞。未だに本作を超える山岳サスペンスアクションは存在しない。本作に続くクリフハンガーやバーティカルリミットなどは中途半端な出来で満足のゆくものではなかった。とにかく面白い映画の鉄則、悪役が見事に描かれている。冒頭、人質と共にシーツに潜んで脱出し、ようなしになった人質をあっさり射殺したり、正体がばれるのを恐れて登山仲間全員を殺害するなど非情さは格別。CGのない時代、むしろそういった画像を見せられると興ざめしてしまった前出二作と違い、ロケ映像にもこだわり臨場感も醸し出している。また反発し合う二人がいつしか互いを認め合うようになるバディムービーとしても秀逸だと思います。