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大魔神 プロット 日本 04月17日 1966 台灣上映
大魔神逆襲 プロット 日本 12月10日 1966 台灣上映
怒る西行 プロット 日本 01月09日 2010 台灣上映
シャザム! 神々の怒り プロット アメリカ 03月17日 2023 台灣上映
恋する神父 プロット 韓国 07月16日 2005 台灣上映
幻魔大戦 プロット 日本 03月12日 1983 台灣上映
大魔神怒る評論(7)
今度の大魔神は湖の中の島に鎮座しています。モーゼの十戒を意識した湖が2つに割れるシーンが目玉です。ちなみに魔神は、おとなしいときはミニスカートですが、怒ったらハーフコートになります。時代劇がしっかりしているのがいいですね。
前作が同年3月公開だからたったの5ヶ月で撮っているわけですがクォリティーは維持されています
むしろ前作の反省点をしっかりと生かしており、出来映え、完成度は高いといえます
主人公の本郷功次郎も、ヒロインの藤村志保も素晴らしい
特に藤村志保の美しさは特筆もの
その彼女が張り付けにされ火炙りにかけられる映像はいけない嗜好をそそるものです
前作はガメラ対バルゴン都の併映でしたが、本作は座頭市との併映なので、完全に大人路線で子供は相手にしていないということです
特撮も屋根瓦の崩落など見事なミニチュアワークで技術も向上しています
霧の立ち込める湖水を舟が進むシーンは、あの溝口研二監督の名作雨月物語を彷彿とさせる程の美しさ
本編も流石、三隅研次監督と言える時代劇です
ただ基本的物語の構造は同じです
ハッキリ言ってマンネリです
どうなるか結末は観客全員が分かっているのですから発展性のない作品と言うしかありません
大映京都撮影所は、自身の得意な時代劇で特撮をやるにはどのような作品が撮れるのか考えなければならないということです
その答えは早くも4ヶ月後の同年12月のシリーズ第三弾大魔神逆襲として出されることになります
なんと大魔神シリーズは1年の内に三作も作られたのです
しかしそれはこのシリーズの息の音を止める事になってしまうのです
妖怪という結論にいたるのはその失敗を経ないと気付けなかったのです
こっちの大魔神も女好き。1号は高田美和だったが、2号は藤村志保。私は2号に賛同します(笑)
ヒロイン以外は目もくれず、悪をぶった斬る悪魔ぶりは健在。安定のストーリー。
平泉成を探せ(笑)
大魔神1作目はなぜか学校行事で市民会館で見た記憶がある、制服姿で。見終わった後に皆で感想を言い合ったな。あれ何だったのか。
それはさておきこの2作目、監督は三隅研次。しっかりと作った時代劇である。台詞などもビシッと決まっており気合すら感じる。手を全く抜いてない。
しかし見所はやはり特撮部分で(大魔神出て来るのまだかな〜)と思ってしまうわな。だがドラマ部のえげつない展開に唸らされる。画ぢからが強い!
大魔神出てきてからは圧巻。特撮も見事な出来。無言でドシンドシン歩いて壊しまくり。悪い奴らは暴力で懲らしめるしかないのだ!!ケリのつけかたも徹底しており、勧善懲悪ドラマとしてスカッとしました。監督の暴力性にも痺れた。