フィクサー(2007)
プロット
アメリカ
04月12日 2008 台灣上映
シャッフル(2007)
プロット
アメリカ
01月31日 2009 台灣上映
マーターズ(2007)
プロット
フランス・カナダ合作
08月29日 2009 台灣上映
シルク(2007)
プロット
カナダ・フランス・イタリア・イギリス・日本合作
01月19日 2008 台灣上映
臨死(2007)
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
マイ・ファーザー(2007)
プロット
韓国
12月12日 2009 台灣上映
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サウスバウンド(2007)評論(5)
これだけは付記しておくが、中島美嘉の歌はいい。すばらしい。この映画には、もったいない。
脇役子供のセリフのヘタさ加減も愛嬌でしょう
終わり方にもうひとつ工夫があってもよいかな
これは映画にするより数回に分けたテレビドラマにしたほうが
よかったんじゃないかな?
海がきれいだね~
トヨエツが演じている主人公は、60年代ならいざ知らず、学生運動のスピリットを20年近く経った今も引っ張っている特異なキャラクター。そのパパが巻き起こす騒動の数々は、アナクロ(時代錯誤)で可笑しかったです。
今日公権力(といっても年金集金人、学校長、警官クラスだが)に純粋に怒って、「ナンセンス」と指さし糾弾する「隠れサヨク」どころか「サヨク」丸出しのまんまをトヨエツが演じているのだから、それを見ているだけで楽しかったです。
ただ物語は、東京編と沖縄編に分かれていて、東京編はあくまで前振りなんだけれど、家族が何で沖縄に移住することになったのか、沖縄編に移行するまでが長かったと思います。
東京編では、主人公のパパの息子がいじめグループの親玉をやっつけることが描かれているのですが、きっと原作者や森田監督もいじめ問題に関心があったのでしょう。
後半の沖縄編では、海と空と自然の美しい南の島へ移っての展開で、美しい西表島の風景だけでも、こういうところで暮らせたらとホッとさせられました。(この後見ためがねのほうが強烈でしたが)
ところがですね、このお父さんホッとはされてくれたりしません。
ここでも島を乱開発しようとする業者が引っ越し先の建物を強制収容使用として、それと断固戦い始めます。しかも支援しようとする自然保護団体をよそ者とはねのけて、家族だけで対峙するのです。
父親に引っ張られる家族たちが父の理論が無理だと分かっても、何か説得性があるのを認めて、ついて行く姿を森田は暖かく描いていました。決して深刻にならない描写には好感が持てます。
ラストストーリーはネタバレしませんが、こどもたちを置いたままトンズラするのは、親として無責任だなとは思いました。そんな親だから、別れ際に「みんな、お父さんを見習うな!お父さんは過激だからな」と父親が子供たちに言い渡す言葉が愉快でしたね。
天海は久しぶりにいい芝居をしていましたよ。
私は奥田英朗さんが好きです。
緩く入ってきて、フッと笑わしてくれるところ
普通の物語のようなのに、色んな名言がでてきて、
為になることが書いてあったりするところが
奥田英朗さんです
この物語は…映画にするのがとても難しかったんだと思います。
この短時間で、一人一人の個性を出すのが、映像では難しかったはずです。
なので、色んな出来事がサラサラと流れていってしまってます。
原作は、もっと深く、一人一人の個性がきちんと出ていて
読者に納得させる、その世界に入らせることができる素敵な作品だと思います。絶対に。