殺人会社
プロット
アメリカ
12月03日 1960 台灣上映
上流社会
プロット
アメリカ
10月20日 1956 台灣上映
エレクション 黒社会
プロット
香港
01月26日 台灣上映
学生社長
プロット
日本
01月03日 1953 台灣上映
お嬢さん社長
プロット
日本
12月29日 1953 台灣上映
会社物語 MEMORIES OF YOU
プロット
日本
11月26日 1988 台灣上映
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フィリピンパブ嬢の社会学評論(5)
フィリピンパブを巡る状況は、20年程前のアメリカ軍基地撤退の煽りでタレントビザが発給されなくなり、現在のファミリービザによる来日になりました。そこら辺の事情を包み隠さずに撮られていたのが素晴らしかったです。
元々はスペイン領だったフィリピンは、常に搾取されたり盗られたりする歴史があり、今この瞬間を最大限に楽しむ事が国民性です。
享楽的に生きてる様に見えるかもしれませんが、あれこそがフィリピン人のライフハックであり最大の武器です。
政治活動をするわけでもなく、悪さをするわけでもない。
陽気暮らしの裏に隠した辛さを見せないメンタリティは尊敬します。
この映画は中部大学と春日井市が全面協力して制作されました。
なので春日井市の各所でロケが行われており、馴染のある商店街の店舗や公園などが随所に出てきます。
上映中すごく凄く残念だったのは、隣席の夫婦の旦那さんが知ってる店舗や箇所が出るたびにあーでもない、こーでもないと解説じみた事を発声されて、こちらとしては集中したいのに邪魔をされて正直不愉快でした。
里帰りのシーンで「フィリピンは男が働かんのが当たり前なんだわ〜」とこきおろしてましたが、他人の行状をとやかく言う前に自分自身が最低限の鑑賞マナーを身につけるべきです。
どこまで脚色されているのかは分からないが、偽装結婚やあちらの人たちが出てくる。しかし、原作者が地元という事で何回も舞台挨拶も有り(今回は違うが)、リアル感が増す。ロケ地も春日井、名古屋だけでなくフィリピンマニラロケも有り、低予算ながら頑張っている。
すごく不安なサイドカーがついたバイクタクシー。中層の彼女の家のちょっと先には高級住宅、すぐそこに下層のバラック小屋。3世代どころか親戚も一緒に住む大家族。みんなにお土産、カップラーメンとチョコ。金をたかる親、足りないと追加要求。短いながらリアルなフィリピンが描かれる。
地元企業も協賛してくれている。映画館のAD広告で元大関栃ノ心が出ている企業の会社説明会で寝るな。でも「面接でフィリピンパブを力説して、いつも引かれる」と力説するガッツは立派。
彼女は「大丈夫だよ、何とかなるよ」。
私も楽観主義の方だが、さすがに今回はねぇ〜。警察や入管だけでなく、あちらの人もいるわけだから。作者はそれを乗り越えて。立派だね。
クレジットまで見てね。作者の今を。
いやぁ
実話なんですね。
微笑ましい。
翔太とミカの波乱にとんだ恋愛が面白い。フィリピンパブを大学院の研究論文テーマにしたことで、思いもかけない展開になっていく。まさかフィリピンパブ嬢と結婚することになるとは、思いもしなかっただろう。人生は不思議な縁でつながっているのを実感する。お金がないのに研究のためにはパブに通わなければならない。ミカの積極的な営業に早々に後悔し始める様子がおかしい。しかしながら、パブ嬢の過酷な労働環境や、ヤクザが裏にいるという危ない経営を知りながら、どんどん深みにはまっていくように見える。警察にも実態を聞きに行ったりするが、周りからは相当危なっかしく見えたことだろう。しかし研究対象と割り切っているからか、翔太に動揺する所はない。貧乏学生なのに、何かと偏見の目で見られがちなフィリピンパブを研究テーマにするくらいだから、柔軟な発想と何事も広く受け入れる度量があるようだ。前田航基はそんな動じない(?)男を堂々と演じている。
フィリピン人の魅力は、その南国的な明るさであり前向きで逞しい生き方にあるのかもしれない。それがフィリピンパブの楽しさにつながりミカの魅力になっている。ミカ役の一宮レイゼルは可愛らしいだけではなく、逞しさもしっかり演じていた。とても魅力的な女優さんである。積極的なミカに押されて流されているようにも見える翔太だが、結婚を決めてからはしっかり地に足をつけた。研究がなかったら出会うはずのなかった二人だが、こうなると運命的なものも感じてしまう。
好感の持てるミカと翔太が家族になり、日本とフィリピンの文化の違いを超えた交流がありとても気持ちの良い作品になった。