ザ・パイロット
プロット
ロシア
02月16日 台灣上映
英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2023/24 ロイヤル・バレエ「くるみ割り人形」
プロット
イギリス
02月16日 台灣上映
落下の解剖学
プロット
フランス
02月23日 台灣上映
ハンテッド 狩られる夜
プロット
アメリカ・フランス合作
02月23日 台灣上映
チェッカーズ 1987 GO TOUR at 中野サンプラザ デジタルレストア版
プロット
日本
03月01日 台灣上映
リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング
プロット
アメリカ
03月01日 台灣上映
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科捜研の女 劇場版評論(20)
ドラマ同様マリコマジックで引き込まれました
ナイス同窓会❗
何度、同じ再放送観ても飽きない……というか、飽きてるのかも知れないけど、ついついやってると観てしまう。
スペシャルで、午後始まると、なんにもできなくなってしまうくらい好きなドラマ。
でも、この類いは家でのんびりしながら見るものと、なんとなく自分の中で決めてて、映画館で観ることはないはず、なんだけど、たまたま有給が水曜日で、お得に観れるということで見に行ってきた!
……面白かった!につきる。
誰かのレビューで見たんだけど、野村宏伸がなんていうか、残念。
若い頃と顔はあまり変わってないんだけど、もっと締まってればいい感じに歳とってるなぁと思うはず。
マリコさんの元ダンは良かった!
とにかく、見に行って良かった。
テレビシリーズは殆ど観てます。
ノベライズは既読です。
SEASON20の最終回で本作の製作が発表された時は、思わず歓声を上げてしまいました。シリーズ20周年の記念すべき節目でついに映画化―「ようやくこの時が来た」と云う感じで、子供の頃から「科捜研の女」が好きでよく観ていた私にとってこれほど喜ばしいことはありませんでした。
大スクリーンで展開される榊マリコをはじめとした科捜研の面々の活躍―鑑定シーンなどのドラマでお馴染みの場面や、映画館ならではの音響で聴く"科捜研のテーマ"は格別の味わいと迫力があり、めちゃくちゃ感無量でした。これぞ、劇場版の醍醐味だなと胸がいっぱいになりました。
まさにシリーズ集大成。歴代のレギュラー・キャラクターが総登場して、もはやアベンジャーズ状態。マリコさんの暴走具合も相変わらずで、20年間の人脈を駆使しての総力戦的鑑定と捜査はとてつもない高揚感をもたらしてくれました。
#どもまりの友達以上恋人未満な関係性に、SEASON3以来の再登場となったマリコさんの元旦那・倉橋拓也が波紋を呼び、それはこの秋からスタートするSEASON21でも継続する模様。果たしてどうなるか、今から楽しみだなぁ…。
劇場版だからと言って、大掛かりなアクションシーンがあるわけではないし、大迫力のスペクタクルがあるわけでもない。悪く言えば、いつも通りの「科捜研の女」でしたが、この"いつも通り"が、「科捜研の女」が20年と云う長い時間を掛けて築き上げて来た世界観だし、それを映画だからと言って崩す必要は全く無い。むしろ、シリーズ初見の人でもすんなり入って行ける構造になっていたのが好印象でした。
じゃあ映画にしなくても良かったのでは? ―と云うと、そう云うわけではない気がしました。腸内細菌によるトリックを解明しようとするプロセスは、新型コロナウイルスのワクチン接種と、それに関連していると思われる様々な事象との因果関係の科学的判別の難しさを暗喩しているようでした。
マリコと加賀野の対決に象徴されるように、人類の進歩のために存在しているはずの科学が持つ二面性に迫り、実証に必要な証拠提示の難しさも見過ごさずに描いているな、と…。テーマが先鋭的且つ雑に扱えないものだからこそ、映画にした意味があるのではないかなと思いました。
さらに、秋の京都の美しさを捉えた見事なカメラワークは、ドローンでの撮影を多用していたりと、スクリーン映えする素晴らしいシーンばかりでした。さながら観光映画的側面を提示していて、この御時世、旅行に行きにくいですが、本作を観た後には京都に行った気になれたし、コロナ禍が終わった暁には久しぶりに秋の京都へ行ってみたくなりました。
[余談]
マリコさんの母親役で出演していた故・星由里子さんを、流用映像なのでしょうけれども、登場させてくれたことに、製作陣のシリーズへの愛を感じて涙がこぼれました。これで本当の全員集合…。劇場版ならではのサプライズでした。
ドラマシリーズは未鑑賞。沢口靖子さんの物真似だけを頼りに鑑賞。
良く言えばしっかりとした劇場版、悪く言えばTVSPって感じでした。
科捜研が巧みに事件解決への糸口を見つけていく流れはとても丁寧で、ドラマを見ていない自分にも分かるような感じでいて、かつ説明口調にならないように、柳マリコのおてんば感も良い味を出していて飽きませんでした。
犯人サイドにはう〜んって感じです。ダイエット菌の毒素をかけたり、荷物に仕込ませたりってのはまぁ分かるんですが、高所に呼び出したりする理由が明確に描かれていないので、いかんせん不自然さが拭えませんでした。あと熱心にダイエット菌発見の教授を支持していた子が特に何のミスリードにもなっていなかったとこにも違和感です。蓄積した毒素が事件解決と同時に回り始めるのも都合がいいなと思ってしまいました。
多分TVで見る分には満足できたんですが、劇場版らしいとまではいきませんが、犯人に魅力をもっと持たせてほしいなと思ってしまいました。あと太った痩せた言い過ぎ問題。
ただ、オールスターを108分に詰め込んだ脚本はすごいなと思いました。
鑑賞日 9/18
鑑賞時間 13:55〜15:55
座席 I-3