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素敵な人生の終り方評論(3)
タイトルにつられて観てみたけれど、感動ものではなかってカックンときた。
邦題あかんやろって感じ。
映画「素敵な人生の終り方」(ジャド・アパトー監督)から。
シモネタ満載のこの作品、140分はちょっと長すぎた感がある。
お笑い芸人(スタンダップコメディアン)として成功を収めたのに、
不治の病に冒され余命1年未満の宣告を受けたところから
ストーリーは意外な方向へ・・と思っていた。
しかし「一度死にかけていろいろとわかったんだ」と呟いたのは
ほんの一瞬であり、付き人(アシスタント)からは呆れられ
「あなたは死の恐怖を味わって、どんどんタチが悪くなってる」と
告げられる。
どうしてこの作品に「素敵な人生の終り方」というタイトルがつくのか、
私には理解できなかった。
鑑賞後、映画データを確認したら、原題は「Funny People」。
直訳したら「奇妙な人々」。この邦題の方がしっくりする。(笑)
気になる一言は、作品の中で何度か登場したお笑いネタ。
「くたばれ、Facebook」(面目丸つぶれ)
Face(顔・面)を引っ掛けた駄洒落のようだ。
今、日本でやっと浸透してきたが、この作品は2009年製作だから、
ある意味、これから流行る映画なのかもしれないな。