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さまよう青春 プロット アメリカ 04月27日 1958 台灣上映
さまよう魂たち プロット ニュージーランド・アメリカ合作 02月15日 1997 台灣上映
皆さま、ごきげんよう プロット フランス・ジョージア合作 03月01日 2023 台灣上映
夜よ、さようなら プロット フランス 08月09日 1980 台灣上映
さようならCP プロット 日本 04月10日 1974 台灣上映
悲しみよさようなら プロット アメリカ 05月03日 1991 台灣上映
さまよう刃(2009)評論(20)
娘を婦女暴行のすえ殺害された男、寺尾聰が復讐のために少年1人殺し、残る少年1人を追う。
で、意外なことに追いかける先で彼の周辺に居た人物たちや刑事である竹之内豊までもが彼の復讐を後押しして少年の居場所を伝えたり、猟銃を提供したり。そこまでするんなら竹之内は代わりに撃ってやれよ、その拳銃をと思ってしまうのだけど笑 結局応援する人達もあくまでも法の範囲でというある意味中途半端な精神だから、土壇場で寺尾聰は警察により射殺されてしまう。最後の最後で彼は撃たなかった、しかも猟銃は空砲だったわけだ。苦々しいが、刑事の相方伊東四郎が語るように、もう娘を亡くした彼には未来なんて無かったとも言える。自殺だったわけだ。
少年の方の役者がちょっと、ヒャッハー系というか。ステロな若者像なのがあまり面白くはない、敵として怖くもない。それはそれで腹が立つから良いのかなとも思う。2009年はホスト崩れのようなスカウト師たちが池袋などにうじゃうじゃ居たから、そういう時代背景なんだろう。
警察は法の番人なのであって、国民の番人ではないというテーマ性自体は全く新しいものではないのでそれを巡る竹之内の葛藤とかは冗長に感じてしまう所があった。協力者たちの協力が中途半端というディテールは深いテーマに届いてると思ったけど。とりあえず竹之内はそんな敏感な感性でよく警視庁一課まで昇進できたやなと笑
復讐劇には敵をバンバン殺していく形のカタルシス型のサスペンスと、なかなか敵に迫れず殺せずというもどかしい型のサスペンスがあり、この作品は後者。意外性という意味では飛び抜けた展開はないけど市井の市民にとって復讐とは何かを真正面から描いていて素晴らしかったと思う。
難しいのは犯罪映画として携帯の通信履歴が捜査されないというリアリティを巡る映画の嘘の所だけど、そこをリアルにした所で、設定描写が増えるだけでテーマが薄まるに過ぎないと思う。
これが先に作られているので、
韓国版はかなりの改良がされています。
日本版を見て、気になった点は以下。
・寺尾聡と娘の交流場面がほとんど無く、仲良いのか悪いのか不明。
・クリーニング屋の息子の扱いの雑さ。それに対する親の無反応。
・寺尾の1人目の殺人の手軽さ。あれで死ぬか?
・寺尾の手紙の必要性。(何故名古屋に居た?)
・新聞に載っているのに、連泊する寺尾。
・伊東四朗と竹野内豊のバディ感ゼロ。
・そもそも伊東四朗で刑事って年取り過ぎ。
・そもそも寺尾聡が中学生の親って年取り過ぎ。
キリがないので、次に良かった点。
・密告手段が留守番電話。
・酒井美紀による新たな問題提起。
・寺尾か少年か、どちらを捕まえるか悩む竹野内豊。
…あんまり無いなぁ。
比較しても仕方ないので、絶対的に違う点は、
韓国版では殺人がもう一回あります。
あと寺尾聡の犯人追走道中が悠々し過ぎ。
連泊はダメですよ、指名手配されてるし。
しかも携帯電話電源入れっぱなしって、探知されるだろ!
折角良かった酒井美紀の問題提起、
「暴力に暴力で刃向かって何の意味があるんですか?」
ここさぁ、寺尾さん無言なんだよ。そら警察呼ばれるよ。
説得力ある一言あれば、酒井も納得したって。
それこそ伊東四朗が言った、「長峰(寺尾)には未来は無い」
これを皆共有していれば、酒井も3連泊OKだって。
ラストもなあ、寺尾聡の電話は要らないよ。(内容も要らん)
それより銃に弾入ってない事を、
台詞では無く現場で見せて欲しかったなぁ。
もう一つのそもそもで、
菅平で追っかけっこしてるのに、踏切で逃してしまうって、
あんなところにあんな時間に電車が走ってる事が疑問。
親としたら分かる。愛する我が子殺されたらするかもと思う!未成年に対しての罰をもっときびしくしてもいいと思うが!!甘するギル日本は。恨みは恨み生むだけてのも分かるんだよな〜難しい問題