WILL
プロット
日本
02月16日 台灣上映
コーヒーはホワイトで
プロット
日本
02月16日 台灣上映
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プロット
日本
02月16日 台灣上映
QUEEN ROCK MONTREAL
プロット
アメリカ
02月22日 台灣上映
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日本
02月23日 台灣上映
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韓国
02月23日 台灣上映
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サーチャーズ2.0評論(2)
とにかく金が無いのが伝わってくる全体的な映像に、本作の制作費より日テレの方が予算をA・コックスに注いだよなぁ?と、R・コーマンのケチさを感じる。
二人のおっさんだけでは保たないと思ったのか、娘を含めた三人での復讐の旅。
道中、映画ネタの会話が続くがオタク的な内容では無く、一般的な知識が解りやすく優しい映画知識で。
ん〜、これでは本当にタダのB級映画監督になってしまうので、A・コックスに新作を!撮らせてあげる方々を募集!?
偶然出会った元役者の二人が、子役時代に出会った脚本家から受けた仕打ちへの復讐をするためにモニュメントバレーへ向かうのが、この作品のストーリーなのだが、その中で印象に残ったは、復讐をテーマにした映画に関して登場人物三人が論じ合うシーンだ。「復讐はエンタテイメントだ」との意見に対して、「古典劇では復讐は、する側も報いを受ける。エンタテイメントにはなりえないものだ」と反論する、口角泡を飛ばさんばかりに論じ合う様は、見ている側はなかなか痛快だった。今年、「復讐される側も悪だが、復讐する側も悪になる」ことを描いてみせた好作「ダークナイト」で、9.11以降に復讐の戦いを行った国に対する皮肉と批判を感じたのだが、その「ダークナイト」に共感した者には、復讐劇を具体的に論じたこの作品は、我が意を得たり、と思わす膝を打つだろう。
ところで、私の個人的なことで恐縮なのだが、私は旅行会社が発行する旅行案内誌の記事を書くことを仕事にしているので、この作品の後半に登場したモニュメントバレーのグールディング・ロッジのシーンは大変参考になった。ロッジの内容や併設する博物館の内容などがよく描かれていて、今後の自分の仕事に大いに役立たせていただけるものだった。
ただ、そこまで描けたのは、グルーディング・ロッジとタイアップしていたことによるものだったことが、エンディングで分かる。ところが、コックス監督は、そのタイアップによる映画製作にも痛烈な批判と皮肉を、この作品の中で論じて見せている。このアレックス・コックス監督の新作、なかなか侮れない面白さに溢れていると感じた。