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スリザー評論(10)
特殊メイクのチープさも込みで80年代のB級ホラーっぽさが良い。
多分、意識的にオマージュしてるんだろうなー。
低予算映画のしょぼさを感じさせないジェームズ・ガンの上手さが光る。
スプラッタはそれほどではありませんが、
登場するエイリアン(ナメクジ!)と最強のラスボスがやけに不快。
この手のSFホラーは「パラサイト」や、「ボディ・スナッチャーズ」、「インベージョン」などがありますが… その中でも抜群の気持ち悪さです。
ま、そこが良いんだけども。
エイリアンに寄生された人間はだいたいの他作品では異常な行動を見せるだけですが、本作は完璧にゾンビです。ま、「ドーン・オブ・ザ・デッド」の脚本家だから納得…?
グロ苦手な人は止めましょう。
「うわ!気持ち悪っ(笑)!」と、思いながらも 楽しく鑑賞しました。
こう言った作品を観ると、どうしても昔っぽさを感じてしまうけれど、B級っぽさ全開で そこが逆に良いのかな。
エリザベス・バンクスのダンナが ハゲツルピッカのマイケル・ルーカーで、地球外生命体に乗っ取られ 徐々に変貌していく姿は、身を乗り出して凝視する程 気色悪かった(笑)
身体を乗っ取られゾンビ化した町の人達が「スタ~ラ~~…」「スタ~ラ~~…」ってウヨウヨしてるのには流石に笑った。
全く別ジャンルで脚本まで担当しているにも関わらず、緩急も展開の盛り上げ方もさすが、超大作に8年後大抜擢されるだけある力強い作品だった。まさかの主要キャストに驚きつつ、きちんとスリラーの定番要素と、新しい展開を織り交ぜ最後まで楽しめる出来となっている。
やはり誰にも癖があるので、タイトルインやBGMの使用箇所がまんま監督だなと思える。小ネタの使い方も嫌いではないが、少々この作品ではやりすぎたかな。
B級“病気持ちの腐れチ○ポ映画”
この手の奴は大好物だから楽しかったですね〜(^-^)v
登場人物達がエロに走ると謎の生物に次々と寄生される。何というホラーの王道か!…楽しいです(笑)
『エイリアン』系プラス『ヒドゥィン』系と来て、後半はおもいっきりゾンビ映画で攻め込んで来ます。
途中の“イカ臭い”辺りからは笑いを堪えるのに必死になり、それは《爆裂女》の登場で頂点へ、此処から来ました“ナメクジ大行進”(笑)
登場人物達にはそれぞれ過去からの人物相関図があり、ディフォルメされていてとても解り易い。基本的にはどうでも良いんですけどね(笑)
一応は理由付けがあって、最初に寄生した人物が《ビッグマザー》になり、結局は“やりたい時にやれなく、奥さんに対する嫉妬心”とゆう、何とも下らないところに着地する辺りがいかにもB級っぽくて愛おしいですね。
ところで、みんなでギャル曽根を監視していないと日本も危ないんじゃないのか?(笑)
(2007年12月11日スバル座)