ボー・ジェスト(1927)
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
ボー・ジェスト(1966)
プロット
アメリカ
09月17日 1966 台灣上映
コンドル(1939)
プロット
アメリカ
02月01日 1940 台灣上映
別離(1939)
プロット
アメリカ
12月11日 1952 台灣上映
駅馬車(1939)
プロット
アメリカ
09月27日 2014 台灣上映
残菊物語(1939)
プロット
日本
10月09日 1939 台灣上映
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ボー・ジェスト(1939)評論(2)
ストーリー: 80
キャスト: 70
演出: 70
ビジュアル: 60
音楽: 60
脚本の出来が良かった。冒頭に登場する砦に残されるいくつもの謎がまずおおいに興味をかきたてるし、邸宅での遊び、雨の日にやってくる正体不明の男といった前振りがあり、わかりやすい謎も後からそれと気が付くものもある。そして恩に報いようとする気高き自己犠牲の姿があった。
それなのにこのウエブのあらすじには、前振りの部分でいきなり平然と前振りのねたばれがあるのには驚いた。こんなことを最初に書いては駄目でしょう。この映画を見る人は事前にこのあらすじは読まないことをお勧めします。
昔の外人部隊には確かにいそうだなという、軍人として有能だが野心家で欲深くて残酷な軍曹の存在感が、主人公たちの存在と対をなして話を盛り上げていた。
冒頭ではアラブ人に襲われた砦と全滅した兵士が皆攻撃態勢で死んでいる異様さ。どことなくミステリー風でもあるプロローグだ。そして映像は15年前のジェスト兄弟の少年時代と出兵間近の青年時代。鎧に隠れていた長兄ボー(クーパー)がサファイアのやりとりを目撃していたの秘密がエンディングで明かされる。ずっと泥棒だと信じ込ませる手法といい、軍隊に入ってからのマルコフ司令官と兵の反乱のエピソードが面白いのになぜかつまらなくなる。
愛国心がどうこう言っても所詮はイギリス人がフランスのために戦う内容。どことなく戦意高揚といったテーマもある気がしてならない。「死んだら海賊式に犬を傍において燃やしてくれ」などという伏線もいいのに、マルコフを有能な司令官だと言ってのけたのが失敗か・・・もっといやらしいほど宝石に固執させてもよかった。
美しい行いなどと言われても、叔母さんに恩返しするには戦死することが一番じゃないはず。全員死んでしまったら、それこそ意味不明の行為だ。