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キャスパー評論(13)
あの屋敷の中のからくり、よくできていて
楽しい。
キャスパーも可愛いし、心が純粋。プルマンだって亡き妻を思う純粋さが際立っていることが大人の鑑賞にも耐えられるようになっている。屋敷の隠し部屋とか地下室とか、キャスパーの父親が発明家であることも面白いんだけど・・・もっとそれを活かしてくれれば・・・
目指していたであろうものがきちんと達成されていたので、満足。
Casperの生まれは1939年。
Harvey Comicsに敬意を表した役名でしょうか。
ゴーストバスターも敵わないお化けが棲みついているボロ屋敷に、調査と「治療」目的で引っ越してきたHarvey博士と娘のKat。そのお屋敷で、Casperに加え、おじさんお化け3人組と出会う。
元大富豪の息子?Casperは、おじさん達にこき使われるシンデレラのよう。12歳?にしては幼いキャラで、友達が欲しい一心の、寂しく健気な男の子という感じが観ていて切ない気持ちになります。良ければうちにおいで!
シンデレラ風の魔法にかかった途端、大人びた美少年の姿で、友達よりも彼女が欲しかったのか?という展開。中学生版 ”Ghost” か、”The Little Prince” で大人になった王子さまを「観ちゃった」時のような気持ちですね。
未練が無ければ強制成仏。
おじさん3人組の未練は一体…?
いたずらが足らないのか?!
”Unfinished business”は、むしろ博士自身が向き合うべき課題でした。
最初の方では、豪華なサプライズ満載でびっくり。
ティーン向けなのか、大人には少々物足らず、ちびっ子にはちょっと背伸びした内容でした。
“..... I hope you can be glad to be yourself. That's really something to celebrate.”