火垂るの墓(1988)

7.0/10
共17評論
類型   プロット
時長   88分
語言   日本語
地區   日本
編劇   高畑勲
台灣上映   04月16日 1988
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火垂るの墓(1988)劇情

直木賞を受賞した野坂昭如の短編小説をスタジオジブリの高畑勲監督が映画化し、終戦間近の神戸を舞台に戦災孤児の兄妹がたどる悲劇的な運命を描いた名作アニメーション。昭和20年、夏。父が出征中のため母と3人で暮らす14歳の清太と4歳の節子の兄妹は、空襲によって家を焼け出され、母も亡くしてしまう。2人は遠縁の親戚の家に身を寄せるが、次第に邪魔者扱いされるようになり、ついに耐えきれなくなった清太は節子を連れて家を飛び出す。防空壕に住み着いた彼らは、2人きりの貧しくも楽しい生活を送り始めるが……。

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火垂るの墓(1988)評論(20)

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贖罪すべきこともあったかもしれないが、それでも少年は逃げなかった。

今なら中学2か3年生。家族なんて放って、自分のことに集中して、学業・趣味・友情・将来に思いを馳せ、没頭し、悩み、もしくは謳歌する年代。
反面、国民学校初等科を11歳で卒業してすぐに働いていた子も多かった時代。16歳の特攻隊員・ひめゆり部隊員もいた。今よりは、”子ども”ではなく、自分のことは自分でと”半人前~一人前”の力が要求された時代。

将校の家族として比較的良い環境で暮らしていた家族。
そんな家族にも、その日暮らしの人にも、区別なく降り注ぐ焼夷弾。
戦争孤児となり、親戚の家を頼る二人。
確かに叔母はきついのかもしれない。将校家族の利益にあずかろうという姑息な気持ちもあったかもしれないが、それなりに面倒は見てくれていた。
終戦間際。食料等は配給制になる。頼ってきた孤児の分も出るの? 出たとしても、日に日に少なくなる。そんな中で家族に食べさせなきゃいけない主婦。日々のやりくりだけで頭痛いだろう。
それなのに、勤労奉仕もせずに好き勝手している清太。皆が滅私奉公を強いられ、拒否すれば特高に目をつけられた時代。隣組等で相互扶助/相互監視されていた時代。叔母としたらご近所の手前肩身が狭かったのではなかろうか。
もっと悲劇的な扱いを受けた人もいるという話もたくさんある。皆逼迫していた。
叔母だって余裕がなかっただろう。
反対に、大金を持っていること、将校の息子であることで、清太に驕りはなかったか?

終戦。
今までの価値観がすべてひっくり返った時代。大人も子供も、皆混乱して、生きていくのが精一杯だった時代。
買い出し。闇市。絢爛豪華な花嫁衣装が米一合もしくは数本のサツマイモに化けた話を聞く。そんな中で、現在でも野菜高騰時にキャベツ等が畑から盗まれたニュースが記憶に新しいが、この頃だって闇市で売るための泥棒も多かった。盗みの実行者は戦争孤児たちが多かった。清太一人なら見逃してもくれるだろうが、おじさんには闇市のための盗みかはわかるまい。
頭を下げて分けてもらったら、節子を脇に置きながら手伝ったら、違う展開になったかもしれない。

後から、清太がこうすれば~、というのはたやすい。
でも、戦争がなければ、彼は両親と学校教育の庇護のもとで、必要な対人関係も学べたはずだ。
否、どうなんだろう。清太が親や学校から受けてきた教育は、”人の上に立つ者”としてのプライドではなかったか。こんな混乱・境遇に身を置くことは想定していなかった。
子供が生きるために必要な力って何?学歴?勉強?特技?お金を稼ぐ力?
”社会性”という言葉一つとっても難しい。清太だって、以前の生活の中での”社会性”は身に着けていたのだから。

自分の力だけでやれると思う独善。
周りの状況を見ない・聞かない傲慢。
何より自分の力量を客観視する力。何ができて、何ができないか。どういう力を借りなければいけないのか。借りっぱなしにならないためにはどうすればいいのか。
これは、日本の終戦前後の話だが、世界にはこんな子どもたちはたくさんいる。災害にも置き換えられる話。
日常生活にも通じる。自分の首を絞めるようなチョイスが多い人っている(私か)。
「サポートを受けなさい」というのはたやすい。でも、サポートのネットワークから漏れる人って、サポートが提供するものと、自分のこうありたいのギャップが埋まらない人。”自分のこうありたい”を変えることって、結構難しい。

そして、

この原作は、野坂昭如氏の、妹さんへの贖罪・レクイエムと聞く。
誰かの命・人生を背負うことに重荷を感じるなんて、大人でもあり得ること。
「疎ましく思う」「投げ出したかった」なんて、誰でも一瞬頭をよぎる。
それでも目の前の存在を放り出すことができなくて、やるべきことをやるの繰り返し。
「もっとこうしてやりたいのにできない」と自分で自分を責めている人にとったら、映画鑑賞者の私達には愛おしい節子の表情・仕草・行動も、できない自分を責めているようで、嫌悪の対象となるだろう。
でも、捨てて逃げることもせず、頼る人もいないのに、野坂氏も清太も頑張った。
今の世、ネグレクトや遺棄する大人だっているのに。(せめて福祉に相談するか赤ちゃんポストにしてくれ)
不幸にして、時代があんなだったから、節子(野坂さんの妹さん)は亡くなってしまったけれど、貴方のせいじゃない。それだけははっきり言える。

単なる戦争犠牲者の悲話ではない。
人の助けを必要とする小さきものを守るために自分がどう動くのかとか、社会との接点・人との関わり方とか、アイデンティティとか、心の底の深い気持ちを揺さぶられる。
”孤独死”という言葉も頭がよぎり、身につまされる。
だから、映画としては、どこをとっても一級品だけれども、鑑賞するのがしんどい。
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僅か2ヶ月の出来事だったのかと何度も鑑賞しようやく気付いた。

14歳の清太は海軍の父と病弱の母、10歳離れた4歳の妹セツコと何不自由無く贅沢な暮らしをしていた。

空襲に遭い家は焼け、母は死んだ。
残された清太とセツコは西宮の親戚に身を寄せる。

小母さんの棘ある一言一言は清太のプライドをへし折るように刺さる。
戦時中に働かずケラケラ笑い妹と遊び呆ける清太に小母は更なる仕打ちを…
自炊する2人に冷やかな視線の小母。

強情な清太と夜泣きするセツコに向かい小母の一撃。
お国のために働いてる娘達が眠れない何とかしろ!とまくしたてられ清太はセツコと池の淵の洞穴で暮らす。
健気な兄妹の暮らしにもやがて陰りが来る。
セツコは栄養失調で衰弱死した。

清太はセツコを1人で火葬した。
その小さな白い骨をドロップ缶に入れて持ち歩き、清太もまた戦争孤児の衰弱死としてかたずけられた。

意地悪な小母さんと可哀想な兄妹の話だと初めの数回は涙を流し鑑賞していたが、私自身母となり鑑賞した時、清太の可愛げのない性格に腹が立った。セツコは死なずに済んだのに清太の強情さによって死んでしまったのではないのか?と思うようになった。清太の自己満足の犠牲となったセツコの屈託のない笑い声が更に切ない。

戦争と言う暗い題材だが自然の美しさと蛍の光が美しい映画。
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一応観たので鑑賞記録と。
高畑勲さんのご冥福をお祈りいたします。
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どうしても「かわいそうな兄弟の話」として観られてしまいますし、自分もそう思ってたました。

しかし本質は、プライドの高さ故に妹を殺してしまい、自分も死んでしまった哀れな少年の話なんです。

作品の作り方をそのようにすれば良かったんですが、興行上良くないんでしょうか。
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この火垂るの墓。大人になって随分と見方が変わった映画の1つ。
昔は反戦映画だと思っていたけれど、いまは痛烈な現代社会風刺映画にしか見えない。
というのも清太は、現代で言えば、女を不幸にする男の典型・・・というか単なる甲斐性なしの男の人生を描いているとしか見えない。まあそういうダメ男に対して女の方もそれで満足してるなら、それはそれで幸せなのかも知れないが。その結果として待っているのは破滅である。
戦争があろうとなかろうと、こういう男は今の時代にも結構たくさんいる。
現代であれば、そんな甲斐性なし男でも、離婚したり、親の脛をかじって生きて行くことができるが・・・。
分かりやすく言えば、この清太君、ウシジマ君に出てきそうな感じなんだよね。僕的に言えばだけど。

自分はそれが悪いとは思わない。人生ってそういうもんだよな、と思うだけであり、明日はわが身である。

ここまで救いがなく描くことができたからこそ、
火垂るの墓は何故かわからないが忘れることのできない映画なのだと思う。
高畑勲さんご冥福をお祈りします。

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