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02月09日 台灣上映
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太平洋奇跡の作戦 キスカ評論(8)
敗色濃くなってゆく日本海軍が島に取り残された将兵を救出する作戦を描いた白黒作品。タイトルから結論がわかってしまうことになるが、どのように救出するかのプロセスを見ていただきたい。
当時の東宝の男優をずらっと揃えた出演。「三船敏郎」が主役であるが、最近では時代劇で悪役で出演する「中丸忠雄」が好演。今ではすっかりクイズ番組司会者の「児玉清」も気象予報の少尉役で出演。
この映画の監督も脚本家も戦争体験者とのこと。特撮も音楽も完成度が高く、スカッと爽やかとは言えないが(日本側にとっては)ほっとさせるラストシーンを描いてくれている。
DVDで鑑賞。
まさかの実話とは、恐れ入る…。
太平洋戦争の戦局が泥沼の消耗戦に突入していた昭和18年。アリューシャン列島はキスカ島に孤立した守備隊約5000人全員を無血救出した、という奇跡ような史実を元に映画化した東宝戦記大作。
豪華東宝男優陣が総出演!
三船敏郎を筆頭に、山村聡、志村喬、藤田進、佐藤允、平田昭彦、久保明、田崎潤などなど…お馴染みの顔が勢揃い。無条件に胸が高鳴る面子に大興奮! 女っ気ゼロの男たちのドラマ、堪能致しました(笑)
アッツ島守備隊が玉砕し、米軍の包囲網は着実にキスカ島に迫って来ていました。日々爆撃と砲撃が島を襲い、後に残されたのは総員玉砕のみなのか…。
キスカ島守備隊の運命を如何に定めるか…。元々はミッドウェイ海戦のための配備でした。それが徹底的敗北を喫した後、アッツ島だけでなく、キスカ島まで見殺しにするのか…。白熱の会議の末、海軍軍令部が下した決断―全員救出せよ!
救出作戦の指揮を執るために召集されたのは、現場叩き上げの司令官・大村少将(三船敏郎)。堅実かつ冷静、無意味な感情論は意に介さずあくまでも理論的な思考と歴戦の経験に裏打ちされた指揮にしびれる想いでした。
濃霧に紛れて、10隻ほどの艦艇が一列縦隊を形成し、精密な操艦でもってキスカ島に向かう…。キスカ島の周囲は米軍が包囲しており、その警戒網を突破しなければならず、常に緊迫感を維持しながらの演出に手に汗握りました。
それを増幅させる迫真の円谷特撮の素晴らしさたるや! 岩礁と岩礁の間の狭い水路を進んでいくシーンが特にハラハラさせられました。本編との絡みが絶妙でした。
キスカ島守備隊のドラマも秀逸。
果たして助けは来るのか来ないのか―。
希望を捨てずにいる者、絶望する者…様々な感情が渦巻く中、濃霧から救出部隊の艦影が顔を出した瞬間の歓喜! こちらまで嬉しくなってしまいました。
あんな泥沼の戦局にあって、よもやこのような人道的な作戦が決行されていようとは…。戦争というものの奇妙な面を見せられたように思いました。
公開は1965年6月19日です
三大怪獣地球最大の決戦 1964年12月20日公開
フランケンシュタイン対地底怪獣 1965年8月8日公開
本作はこの二つの怪獣映画に挟まれて製作されたました
つまり本作は怪獣映画のピークに達した時に製作された作品であると言うことです
さらに言えば怪獣映画だけでなく東宝特撮が世界の特撮界の最先端を誇っていた時期だということです
但し本作は白黒作品です
本編監督の丸山誠治監督の出来る限りドキュメンタリータッチにしたいと言う意図でそうなったのかも知れません
公開日が6月の梅雨時だということは一番客入りが低調な時期ですから予算を掛けられない
単に、それだけのことであったのかも知れません
しかし、本作の舞台がアリューシャン列島のキスカ島という夏でも極寒の荒涼した島です
火山灰が降り積もったとおぼしき黒い岩と砂、そして雪という白黒の世界
空は暗く、白い濃霧が立ち込め、海もまたそれを写して鉛色です
そして救出に向かう艦隊もまた灰色の軍艦色
何もかも無彩色の世界なのです
だからこそ、本編監督が演出の一環として白黒撮影を選択したのだと思います
それは大成功していると思います
いずれにしても特撮班からすればどちらでも同じです
ミニチュアセットや飛行機の繰演、爆発シーン
やることは同じです
しかし、最高潮に達していた円谷英二の特撮班はこの白黒撮影を活かしてよりリアリティのある特撮映像をものにしています
艦隊根拠地の泊地に停泊する多数の艦艇シーンのリアリティ!
正に実写のような軍艦の巨大さ、鋼鉄の質感を表現出来ています
1/ 700スケールのウォーターラインシリーズという、軍艦の喫水線から上だけの精密なプラモデルを幾つも作ったことある男の子なら、おおおおっ!となることは間違い無しです
島の西側の未知の水道を迂回するクライマックスは手に汗握るシーンでした
そして近づいてくる軍艦の発する地響きのような重低音の機関音に気づいて哨所の兵が島の直ぐ脇をかすめるように進む軍艦をあっけにとられて眺めるシーンの軍艦の巨大さの表現は素晴らしいものでした
本編監督の出来るだけ実際に忠実に撮影するという方針は、特撮パートでも徹底されており爆撃機や戦闘機の交渉もしっかり成されています
ただイ号潜水艦を攻撃する航空機の映像は多作品からの流用であるため英軍のマーキングであるのはもったいないことですが、一瞬のことです
日本の特撮は怪獣映画やSFものスーパーヒーローものがまずイメージされます
しかし、本来戦争映画から日本の特撮は出発したのです
こちらの戦争映画の特撮の方が本流と言うべきなのだと思います
低予算でよくこれだけのクオリティを成し遂げた当時の特撮の技量の高さを是非堪能して頂きたいと思います
本編のドラマも大変出来がよく、オジサン俳優総出演というべき重厚さです
特撮ファン、戦争映画ファンどちらにもオススメできる傑作です!
本作は戦争映画だから、戦争を賛美している?
馬鹿言っちゃいけない
本作は反戦映画であると真面目に断言します
兵もまた人間です
同胞の命を大事に扱えないような軍隊は負けて当然なのです
それをなんとか一例だけでもやり遂げた
そのヒューマニティの精神を賞賛することが本作のテーマなのですから
最初のキスカ島突入時、霧が晴れ始めて突入を迷うシーン
艦隊の各艦と参謀より口々に突入の意見具申が上がるなか、司令官は断腸の思いで断固反転を命令します
これは宇宙戦艦ヤマトでの冥王星会戦での沖田提督と古代艦長との名シーンの元ネタになっていると思われます
純粋に、日本軍のとある撤退作戦を描いた映画。
面白い