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男はつらいよ 寅次郎紅の花評論(9)
寅さんにこれで会えないと思うと寂しい。お疲れさまでした。
阪神大震災の映像に登場する寅さんが面白い。
4回目の登場のリリーがすごい魅力的。出るたびに良くなる感じがする。セリフ回しのリズムが気持ちいい。
さくらが話しているのに、ずっと奥の人物にピントが合ったままだったり、ちょっと気になるところがあった。
ゴクミの顔が黒い。結婚すると満男に報告に行くのに、満男は変に自分を守るために狼狽えてその場を取り繕うだけだったにもかか割らず、いざ結婚式になると満男が現れて、結婚式をつぶしておきながら逃げっぱなし。泉ちゃんが報告に行ったときに「そんな結婚やめろ、僕と結婚しろ」と言えば大事にならなかった。満男はいつもギリギリかギリギリ以上にならないと行動しない。最終的にもゴクミが奄美大島を訪ねてやっと告白してくれた。泉ちゃんもよく、自分から全く行動しない満男なんかに好意を寄せているものだ。泉ちゃんからの目線に立つと、本当に満男にイライラする。物凄い美人が好いてやってんのに、どうしてお前はそうなんだ、と思う。
岡山県津山に嫁ぐ泉。結婚式のジンクス「花嫁を乗せた車は1cmでもバックしちゃだめ」というのに、対向車が立ち往生。その車の運転手は満男だったのだ。おかげで結婚式は中止。警察でしぼられた満男はそのまま家に帰らず、自殺をしようと行き先もわからずブルートレインへと飛び乗り、いつの間にか奄美へと向かっていた。
いかにも自殺しそうな青年を見かけて気が気ではならないリリーは彼を車に乗せるが、満男は崖っぷちに立ち・・・小便をしてた。やがてリリーの家へ招待されたが、そこには寅さんが!満男に思い切り感情移入できるシーンでもあった。ビックリするシーンがとてもいい。
毎度おなじみのパターンで、泉は満男を追いかけ奄美へとやってくる。海岸で戯れる満男と泉を見ながらリリーの肩を抱こうとした寅さんはすんでのところで肩透かし。体力的に衰えている渥美清がありありと感じられるのに、やっぱり魅力を発揮してくれる。
みんな揃ったところでとらやへと帰る。リリーも一緒だ。リリーの寝床を心配する面々。正式の夫婦じゃないんだから別々に・・・一緒に寝てもいいのにとリリーが言うのに寅さんは拒否。やっぱりいつもの寅さんだ。そして奄美へ二人で帰るタクシーの中。寅さんの肩にもたれかかるリリーのなんと愛しい仕草かな・・・
最後は結婚・・・なんて期待もすれど、やっぱりリリーの元を去る寅さん。観客の心の中に残るのはいつも旅する寅さん。最終話だけあって、なぜか涙がこぼれてしまう。
見どころは最初と最後に登場するボランティア寅さん。
「男と女の間ってのは、どっかみっともないもんだ」byリリー
「男は引き際が肝心」by寅
カッコイイと滑稽は紙一重。女にとっては無様でも自分の気持ちを伝えてくれるのが嬉しいものだと、耳の痛い話。男たちは常に反省。プロポーズするのかと思っても絶対にしない寅さんの一方で、満男は「愛してる」と叫ぶ潔さ。
もう一つの名言は「散々待たせてワンメータかよ!」。鹿児島まで行ったら料金はいくらになるんだろう?とドキドキしてしまった。byタクシー運転手
やはり、寅さんの人生の旅路には、リリーさんが必要だったんだ。
たくさんの人々に愛情を注いできた寅さんも最終的にたったひとり、
愛を永遠に向けられる人は誰か。
その人こそがリリーさんだったんだと染々感じました。
その寅さんの魂は、正に、ひとりの人に一心に向けられた、一本の紅の花のようなものだと、想いました。
その寅さんの魂を引き継ぐように、甥の満男も泉に一心に紅の花を向けて、いよいよ、最終作に結実します。
30作目の三郎青年と蛍子を覚えていますか
そう沢田研二と田中裕子です
田中裕子さんが好きでね〜
あの観覧車の中で螢子さんが言う言葉が忘れられない
蛍子さん「私を…好きなの?」
「口で言って…」
この時の裕子さんの絞り出すようなせつない言い方の真の意味を知るまでにかなりの人生経験が必要でした
そしてまた今回泉ちゃんに(後藤久美子)こんな事を言わせる満男も情けない
泉「何であんな事したの!?
黙ってないで何とか言ってよ!
どうしてなの?
なぜなの?
なぜ!?」
満男「それはね…」
泉「なあに?」
満男「あのね…」
泉「うん」
満男「あの……」
泉「言って!、訳を言って!」
満男「……」
満男「愛してるからだよ!!」
ここまで詰め寄られてしか言えない満男、情けないよ
と寅さんも言ってだけど
わかるよ、本当のことを言う時のあの怖さ
出来ればその場所から逃げ出したい気持ち
人を好きになるってこんなにも苦しくて胃が痛くて身体が今にもよじれてどうにかなりそうな気持ち
「好き」の一言がもっと軽く言えていたら、きっとあの時…
また思い出しちまった
寅さんは今まで何度も何度もこんな経験をしてきたんだな〜って
もう手放しで寅さんを笑って見れなくなっている自分は成長したのか不幸になったのかよく分からない
昔も今も女の人が一枚も二枚も上手なのだな〜〜
寅次郎様
ほんとにほんとにありがとうございます
また迷ったり悩んだり寂しくなったら会いにきますね
でわでわ
寅さん、出演場面が少ない。辛かったんでしょうね。
満男が代わりを務めます。シャキッとしろ!(笑)
ゴクミほか、オールキャストで盛り上げます。真打ちはリリーこと浅丘ルリ子。今作での結婚というプランもあったようですが、私は本作の通りで良かったのかなと感じています。
個人的にはやはりさくらが大好きでした。理想の妹であり、嫁でもありました。倍賞さん、素敵でした。
長年にわたって国民を楽しませてくれた本シリーズ、寅さんほんとにありがとう。
19.09.15 2回目追記
今回、終盤作品(「ゴクミはつらいよ」と私的に呼んでます 笑)を一連の流れで見てこの最終作の良さを改めて感じた。
女性には認めてもらえぬ寅さんの美学。そこを乗り越えたかに見える満男。寅さん自身も乗り越えたのか…と見せかけ、やはり寅さんだった(笑)
にしてもどうして満男は泉と結婚してない?新作に俄然興味が湧いてきた。