日本誕生
プロット
日本
10月25日 1959 台灣上映
ボーマルシェ フィガロの誕生
プロット
フランス
09月06日 1997 台灣上映
マイルス・デイヴィス クールの誕生
プロット
アメリカ
09月04日 2020 台灣上映
ミッキー誕生前のウォルト
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アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
本日ただいま誕生
プロット
日本
06月23日 1979 台灣上映
みんな生きている 二つ目の誕生日
プロット
日本
02月04日 2023 台灣上映
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君の誕生日評論(4)
酷く哀しい事が起こるとさらにもっと酷く哀しい事を求め許せてしまう。
だから愛しい人のものは何でも思い出します
記録や手紙や写真などを... 振り返らせてください。
あれから6年...
もうそんな月日が経ったのかと...
この映画は、ドキュメンタリーとかモキュメンタリーという映画のジャンルや人の感情、特に哀しみの枠組みを超えたものになっています。
過去一泣きました
実際、事件に関する背景や事故原因、一方的な解釈、責任の追及等は全く触れられていない。
何の前触れもなく、一瞬のできごとで家族のひとりがこの世からいなくなり、残された家族一人ひとり、家族関係が昨日までとは全く別のものに変わってしまう、そんな関係性の破壊と再生の過程を丁寧な描写で描いている。
天災でも人災でも、「家族の死をどうむかえるか」、受けとめかたは100家族いれば100家族とも違うはず。政府や関係者は補償金を払って、早々に幕引きをしたいと思っていると思うが(それはどこの国でも同じ光景)、時間はかかっても遺族それぞれに寄り添った丁寧なアプローチが必要だ。
長男スホをセウォル号沈没事故で失った、家族3人の思いはそれぞれ微妙に違っている。
Jeon Do-Yeon演じる母スンナムは自責の念と、海外に離れて暮らしていた夫への行き場のない感情、そして娘イエソルとの不自然な親子関係。遺族仲間に想いを打ち明けることもなく、社会との関係性を自ら断ち孤独に苛まれている。
Sul Kyung-Gu演じる父親ジョンイルは、事件当時家族のもとにいてやれなかった(理由は後々明らかにされる)苦悩と、自分を責める妻スンナムに戸惑いつつも、寄り添い力になりたいと家族の再生を願い静かに語りかける。
妹イエソルは母親の苦悩を頭で理解しつつも、自分にきちんと向き合ってくれない母(洋服を兄の分だけしか買ってこなかったシーンはとても切ない)と、兄を突然失ったため、自然な感情を押し殺し、努めて明るくいようとしている。父親が再び現れて、戸惑いながら徐々に感情を取り戻していく。
本作の圧巻は息子スホの誕生会。家族3人の感情のズレやわだかまりが溶け、昔の思い出とともにあらたに息子と向き合っていこうという気持ちが芽生えてくる。
会の参加者それぞれの思い出の語りがとても自然でドキュメンタリーのよう(本事件の多くの遺族とのインタビューや誕生会にも参加してきたとのこと)。
誕生会を頑なに拒否してきた母親スンナムが、息子スホがいかに多くの人に愛され今も彼らのなかに生き続けているかを知り、彼女の表情が徐々に「溶け」て再生していくようだ。
分断や苦悩に満ちた現代。社会や家族のなかでの「共感」の力をふたたび取り戻す。苦しんでいる、身の回りの人にそっと寄り添う。そんな強い力や思いをもらう映画だ。