海の底からモナムール
プロット
日本・フランス合作
12月04日 2020 台灣上映
水からの速達
プロット
日本
03月05日 1993 台灣上映
水いらずの星
プロット
日本
11月24日 2023 台灣上映
川の底からこんにちは
プロット
日本
05月01日 2010 台灣上映
からみ合い
プロット
日本
02月17日 1962 台灣上映
柔らかい殻
プロット
イギリス
03月13日 1992 台灣上映
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仄暗い水の底から評論(11)
淑美は過去に精神を患ったこともあり、仕事もない。親権争いには不利。必死で仕事を探すけれど、郁子は幼稚園のお迎えに間に合わずひとり門の外で取り残されている。次第に行方不明の少女が郁子に接触しだして…
「怖い」というより、「悲しい」作品でした。子供を育てながら働かなくてはならない現代女性の問題をが背景に盛り込まれています。自立したくても自立できない、仕事を探し出しても「子供」がいるためにおじゃんになってしまう。裕福な父親が実家に連れ帰り母親に面倒を見させるため、娘は取られてしまいそう…むしろ怪奇現象よりそちらのほうがはらはらと心配でした。
結局淑美は娘のために身を呈して少女の霊に連れ去られるのを承諾。郁子はふとしたことで昔の団地を現れ、母親の姿を見つける。「パパ再婚するから、ママと暮らしたい」とふりかえると空っぽの部屋。ひどく寂しい結末です。ハリウッドリメイクではこの寂寥感がまったくなかったです。心が痛くなりました。
ロケ地は京王線「つつじヶ丘」南口。神代団地がモデルかな?
恐怖的なものは1ミリも感じなかったけど、作品中で、亡くなってしまった赤い鞄をもつ少女と郁子の姿を重ねる様な見せ方なので、観ている者に沢山の感情を抱かせる様に作られていると思う。
にしても、あんな水が各世帯に送られていると考えると、団地的な建物じゃなくても、やっぱり水道水は飲めないなと思ったw
そんな団地の恐さに、水の恐さが加わる。人は水に本能的な恐さを感じるが、この監督はそれをうまく引き出している。こういう本能的な恐さを引き出すのはやはり日本の監督のほうがうまい。
黒木瞳さんがハマリ役。