舟を編む
プロット
日本
03月01日 台灣上映
リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング
プロット
アメリカ
03月01日 台灣上映
愛のゆくえ
プロット
日本
03月01日 台灣上映
宮古島物語ふたたヴィラ 再会ぬ海
プロット
日本
03月01日 台灣上映
映画しまじろう「ミラクルじまの なないろカーネーション」
プロット
日本
03月08日 台灣上映
シークレット・キングダム ピーターの奇妙な冒険
プロット
オーストラリア
03月08日 台灣上映
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パブリック 図書館の奇跡評論(20)
東京では台風の時に避難所にホームレスが入れなかったり、公共の建物でも横になれないようにベンチに肘掛けをつけたり。まるで家がない人は都民でないかのような対応がある。
公共整備は誰のためのものか、この映画は気負わずに考えさせてくれました。
自分さえ良ければ良いと「他人事」に考えること、
自分より下がいることで、自分を慰めること、
そんな未成熟で「大人」とは言えない考え方が作り上げる『社会問題』なのだ。
政治的野心のために、真実を曲げる政治屋。
仕事の成果のために、真実を曲げるマスゴミ。
そんな「差別する側」を想いもよらぬ手段で
『ギャフン』と言わせる痛快さ!
権力も金も無い人たちが「差別する側」と戦う方法をこの映画が見せてくれる。
まずは「声を上げよう!」
Make Some Noise!
一方で、80年代育ちのエステヴェスが、今の感覚にしてみればちょっと古い作風であることが、正しい正しくないはともかく、愛らしく感じられるというのはある。全方位に正しい映画作りなんてものは存在しないし、エステヴェスが真摯にテーマに向き合っていることはちゃんと伝わるし、実直さを失わず、愉快なエンタメに仕上げてみせたバランス感覚もいい。いくつか不満はあるものの、やはりこの映画もエステヴェスのことも大好きなのである。
全ての人に開かれているという理念のもと、ホームレスも他の利用者に迷惑をかけなければ受け入れられる公共図書館。
追い出されたら凍死する状況下でも、図書館員はものを食べるなとか本を大事に扱えとか言いそうだ。
毎晩泊まらせろと言っているわけではなく、シェルターを用意しない行政に声をあげることこそ意味を持つ。
警察の突入に際し、全てを脱ぎ捨て歌う自由のバカな姿こそ情けなく命かがやく。