怪人プチオの密かな愉しみ
プロット
フランス
07月02日 1994 台灣上映
みんな誰かの愛しい人
プロット
フランス
10月30日 2004 台灣上映
イヴの秘かな憂鬱
プロット
アメリカ
10月10日 1998 台灣上映
おかしな、おかしな、おかしな世界
プロット
アメリカ
12月28日 1963 台灣上映
哀しみの街かど
プロット
アメリカ
11月20日 1971 台灣上映
みな殺しの拳銃
プロット
日本
09月06日 1967 台灣上映
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ブルジョワジーの秘かな愉しみ評論(2)
この映画が制作された当時より、今の世界は豊かになったのかもしれない。
そして、多くの人が、教養もないくせにブルジョワ気取りだったりする。
教養とは言い難い意味のない会話を意味ありげに楽しんでいるように振る舞い、一方では、騒ぎ立てたり、何の結論も解決策も示さない。
その都度設定される目的は、性欲を満たすことと食事だ。
「食欲」と「性欲」は、人間の三欲のうち、議論の余地なく選ばれる二つの欲求だ(※ 人間の三欲という場合、生きるのに必要な分を大きく超えて欲するものを云うのであって、残りの一つは、本来は権力欲のはずだが、睡眠欲だという人もいる)。
人間は欲求に付き従うだけなく生きることが出来る生物のはずだ。
僕たちは、このブルジョワジーと同様に、周りが茫漠としたかわり映えのない風景のなかを、道標もなく、ただただ歩くのみなのだろうか。
ルイス・ブニュエルは、コメディにして笑って楽しんでいるように思える。
夢と現実が、境目が曖昧なまま繰り返される。
妄想のなかでは、何が正しいのか、意味のあることなのか、ないのか曖昧なまま放置されて、過ちは繰り返される。
僕たちの世界そのものだ。