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ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ評論(11)
根底に「生きる」「青春」というテーマがしっかりあって、
物凄くきちんと作られた映画だと思いました。
CGも凄いし、新しい日本映画のジャンルだと思います。
音楽もよかったです、
あらすじだけ聞いて突拍子もない内容かなと思っていたけど、すごくきちんと作られていた。ちょっとびっくりしてしまいました。(失礼)
鮮やかに駆け抜けて華々しく散ってしまう人生にあこがれる気持ちは誰にでもあるけど、実際にやるのは結構しんどくて。なにより「派手なこともなく変わり映えしない日常の中でグダグダ過ごすこと」こそが人生の本質だったりするのかもしれないとか思ったりもする。
2020/12月になってからこの映画を見たので「だらだらと幸せになってやる。生きてる俺がうらやましいだろ」のセリフがが胸にささる。
ただ、沼から出てきた能登が何と言ったのか?セリフが聞き取れなかった。分かった人がいたら教えてください。
「根性無し」の曲が最高にインパクトがあって良いです。
主人公の高校生・山本陽介には市川隼人。成績も最悪なら、何かを成し遂げなければと気が焦るばかりで、ついつい堂々と万引きしてしまう始末。これがオーストラリア産牛肉だったら単なる精神的病によるものと片づけられそうなのに、盗んだのは高級和牛8400円分なのだ。本当にバカ・・・バカを演じたら天才的な市川隼人だ。そんなバカが目撃したのはチェーンソー男と戦う女子高生・雪崎絵里(関めぐみ)。助けようとするものの、逆に助けられ、おまけに化け物にも逃げられてしまうのだ。
毎夜同じように戦う絵里の手伝いをした後は、学生寮に戻って渡辺(浅利陽介)と一緒にくつろぐ時間だ。カメラ、絵画、小説、バンド、と開花しない芸術家気取り。ネガティブな山本とは異なり、何かを追い求めてる姿は対照的でもあるが、人生の目標を探すべくもがいている点では同じなのです。「根性がない」と自己弁護するのが口癖の山本。学校の先生(板尾創路)も言うように「今の若者は反抗しようとしない。反抗したって変わらないことを知っている」と、引きこもり傾向にある若者気質を言い当てている。
オバカ映画だと思っていたのに、実は青春映画だった・・・。市川、関の2人が自転車2人乗りなどという構図が象徴するように、ちょっぴり淡い恋心、そして悩める高校生像がメインとなっていました。それでもチェーンソー男との戦いは何度も登場し、バカっぷりも発揮しています。市川がカメラの一脚を武器にし、関は木刀、窓ふき棒、ゴルフクラブと次々武器を変えていくところが面白いのです。手裏剣しか相手に当たらなかったですけど・・・
で、そんな青春映画なのにチェーンソー男登場ってのはいったい何だったのだ?ファンタジー映画のように夢や妄想ととらえてもいいのかもしれないし、大切な人の死(ちなみに市川の友人・三浦春馬は最初から死んでいる)がもたらした、解き放たなければならない呪縛のようなものだったのか。彼ら心に巣食う闇のメタファーとしての存在が最初は大きく感じられるものの、次第にそれが越えるべき壁としか思えなくなってくるのです。
どちらかというと小説向きの精神的世界だったのに、CGやアクションなど、映像も頑張っていました。なぜだか彼らの寮や部室(?)が好き・・・というより、自分の趣味にも当てはまるような小物ばかり。パソコンの画面にあったDAWソフトは何だ?と凝視してしまいました・・・
【2008年1月映画館にて】
ただ、GReeeeNのBEFREEはよかったです。
意味わかんない。でも、それがいい。
人は「わけも分からず」と簡単に言うけど、何かをしたいということに理由が必要なのだろうか?この映画はそんなことを考えさせる。
妙に賢くなって、大人しく過ごして、周りにいい評価をもらう。それが良い!という風潮の日本。でも、それが無味乾燥な人格を形成させるのかもしれない。
無意味なことに意味がある。
そんな禅問答のような映画って久しぶりで、嬉しい映画だ。