まぼろし
プロット
フランス
09月14日 2002 台灣上映
まぼろし天狗
プロット
日本
08月12日 1962 台灣上映
まぼろしの邪馬台国
プロット
日本
11月01日 2008 台灣上映
醒めてまぼろし
プロット
日本
02月26日 2021 台灣上映
アリスとテレスのまぼろし工場
プロット
日本
09月15日 2023 台灣上映
ドーラとまぼろしの生き物
プロット
アメリカ
12月15日 2023 台灣上映
本站關於電影海報,預告,影評,新聞,評論的綜合性電影網站,我們提供最新最好的的電影以及在線影評,業務合作亦或意見建議請電郵我們。(Copyright © 2017 - 2022 KKTM)。聯絡我們
まぼろしの市街戦評論(18)
フランスの反戦コメディ映画です。舞台は第一次大戦末期のフランスの小さな町、広場に爆弾を仕掛け撤退するドイツ軍と進軍する連合軍、主人公はフランス生まれの英国人、軍ではしがない伝書鳩の通信兵なのですがフランス語が話せることで町への潜入の命が下されます。まあ、ここまでは割とまともな展開なのですが戦争の最中だというのに町はお祭り騒ぎの華やかさ、この突飛なシチュエーションの口実として町の人は皆逃げて、馬鹿騒ぎをしているのは精神病院のイカレタ患者たちということにしています。殺し合いの狂気と狂人たち馬鹿騒ぎを対比することで戦争を皮肉っているのでしょう、劇中に若きヒットラーとおぼしき兵隊も登場して笑わせます。
見どころはサーカスの動物たちも交えて束の間のショータイム、町の賑わいぶりでしょう。デジタル修復版でしたので華やかに蘇っています。
「1917 命をかけた伝令」も第一次大戦の若き兵士の物語でしたが本作とは陰と陽、表現手法がこうも違うと同じ反戦映画とは括れませんね。
まあ、フランス人らしいひねり具合の奇作だとは思いますが、時代が第二次大戦なら悲惨過ぎて成立しえなかったでしょう、私にはこの手の趣向はブラックすぎてピンときませんでした。
この手のカルト映画?
正に映画.COMで知って、興味が湧き観てみたのですが、簡単に言えば、「滑稽な舞台劇を映画にしてみました。」という感じですか?
人の居なくなった街に精神病患者が、出てきて好き勝手し、爆弾解体しに来た主人公が右往左往する話で最後は、彼らに感化されて仲間入り。
展開はのんびりで、終始、街の中での乱痴気騒ぎが続くので、若干中弛み気味。
そもそも軍隊側の人間の行動もおかしい上に(意図的なのか?)オーバーアクションの演技でやはり舞台劇の印象です。
狂気の境目は、どこなのか?と言った 主旨で、戦争の狂気を皮肉っているのでしょうが、私の感覚ならば、精神病患者も大概な訳です。
勝手に騒ぎ、街が元に戻りそうになったら病院に舞い戻る。そして窓から出る旅が一番美しいって、やかましいわ!(笑)
なんと言うか一番の被害者は、普通に街に住む住人じゃないですか?兵隊に追われ、街に戻れば病人達に街を荒らされ、その病人達は、なに食わぬ顔。
深ーいメッセージがあるのでしょうが、(笑)私の観た感想は、こんなものです。
フィリップ・ド・ブロカ監督作品は『リオの男』は観ていますが正直そんなに面白い作品ではなかったので、名作と誉れ高い本作にノレるかどうか正直不安でしたがそんなことは全然杞憂でどこまでもカラフルで楽しい作品。精神病棟から解放された変わり者達が繰り広げるお祭りがとにかくキュート、世間の常識とはかけ離れた思考で奔放の限りを尽くす彼らにイギリス軍もドイツ軍も振り回される様がとにかくおかしいわけですが、なんだかんだの騒乱の果てに対峙する両軍の姿を見た彼らとプランピックが無言で胸に刻む教訓に強烈な風刺が滲んでいて胸を打たれます。冒頭にチラッとヒトラーが出てきたりするシャレも鮮烈、これは確かに名作。
プランピックと婚約させられる少女コクリコを演じているジュヌビエーブ・ビヨルドがメチャクチャキュートで、『リオの~』のフランソワーズ・ドルレアックもそうでしたが、フランス映画には不思議ちゃんがよく似合うなと思いました。ちなみに4Kデジタル修復版での鑑賞、とにかく映像の鮮やかさが別世界でした。
90年代の映画秘宝のオールタイムベストのムックで、確かベストテンに入っていたような記憶があり、ずっと見たかった。そんな極めて高い期待のせいか、のんびりした内容で眠くなってしまった。
精神病院の人たちが街に出て騒ぐのだけど、無害な狂人たちで全く狂気を感じなかった。ヒロインの女の子がとてもかわいらしかった。