ザ・ペーパー
プロット
アメリカ
05月20日 1995 台灣上映
ペーパー・ファミリー
プロット
アメリカ
12月24日 1988 台灣上映
ペーパー・ムーン
プロット
アメリカ
03月09日 1974 台灣上映
レイチェル・ペーパー
プロット
イギリス
06月01日 1990 台灣上映
ペーパー・タイガース
プロット
アメリカ
07月18日 2022 台灣上映
ゴースト・チェイス
プロット
アメリカ
03月05日 1993 台灣上映
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ペーパー・チェイス評論(3)
法科学生の苦労がよくわかる映画だけれども、それを乗り越えたハートという学生の1年を描いただけのストーリー。6人で始めた勉強会も最終的には脱落者アリの3人に。ときには図書館に不法侵入してまで教授の論文を読み漁るなど、勉強に執着する姿は凄まじいものがあった。アメリカでも法律家になるのは大変なんだなぁ。
ストーリー: 80
キャスト: 70
演出: 80
ビジュアル: 70
音楽: 60
超名門大学の専門課程の学生ともなればみんな才能などあって当たり前、それに努力に努力を積み重ねて結果を求め続ける。そうしなければあっという間に脱落するし、周囲からの尊敬も得られないから相手にしてもらえない。もちろん自分の将来に響くことは言うまでもない。本当に気が休まることなどない熾烈な世界である。
個人的にすごく身につまされる話でした。この映画のハーバード・ロースクールほどではないけれど、私自身がアメリカの大学院で寝る暇もなくて疲労困憊しながら勉強に追われる経験をしたので。今ベッドに入れば朝までに3時間くらいは眠れる、でもここで寝るとチーム・プロジェクトの私の担当部分に穴があいて参加者に迷惑かかるから眠れない。授業のない週末含めて常に課題やらプロジェクトやらに追われて、まるまる一日休める日などない。忙しくなると食事するためだけの時間はとれないから、片手でハンバーガー食べながら教科書を読む。そんな日々の連続でした。
もう本当にこれは他人事ではないんですよ。けっこうこのとおりの部分があります。昔の苦労を思い出してこの映画を見るのが少しつらい部分もあるけど、それでもそんな勝手な思い入れがあって好きでバイアスかかって得点高めです。特に学生の人や社会人になって間のない人には共感出来る人も多いのではないかと思います。
それにしても主人公が夜の学校に忍び込んで教授のノートを見るということ。あれをするのは勇気がいるし私には出来ないかな。テストの参考になるという魅力は確かに大きいけど、不正行為の発覚は退学になりかねない重大行為なので。アメリカはこういうのは厳しいのです。
ちなみに最後に主人公たちが行くケープ・コッド(Cape Cod)は、海に面した高級保養地です。東京でいえば伊豆や熱海、大阪でいうなら南紀白浜みたいな場所でしょうか。学期が終わるとアメリカ東部の学生たちも骨休みに行くことがある場所で、個人的にも好きな場所です。