カンカン
プロット
アメリカ
06月02日 1960 台灣上映
フレンチ・コネクション
プロット
アメリカ
02月26日 1972 台灣上映
フレンチ・キス
プロット
アメリカ
11月18日 1995 台灣上映
フレンチ・グラフィティ
プロット
西ドイツ・フランス合作
04月29日 1983 台灣上映
フレンチ・コップス
プロット
フランス
09月14日 1985 台灣上映
フレンチ・コネクション2
プロット
アメリカ
09月06日 1975 台灣上映
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フレンチ・カンカン評論(4)
思いを寄せる側にとっては胸が絞め付けられる思いだが、誰もが経験しただろう青く苦い思い出が蘇る。告白して「ごめん」と言われたあなたの映画。気の弱いオレの青春。
後の「ヘッドライト」と対をなすフランソワーズ・アルヌールとジャン・ギャバン共演の名作です。
すったもんだがあって何とかオープンしたムーランルージュ。ラストのフレンチカンカンは凄い迫力だ。
フランソワーズ・アルヌール演ずる踊り子ヒロインが処女を捧げた労働階級のハンサムな若人でもなく、お金持ちの外国皇太子でもなく、劇場オーナーの老紳士ジャンギャバンを結局選ぶのが、意外でもありリアル。新たなスター目指す乙女の現実的な選択。
若人が可哀想だが、まあ彼にとっても成長の糧か。ただ、このオーナー、新しいスター発掘に熱心であると共に、女体もいただくのをモットーとしている様で、自分オンリー望むヒロインの思いは断固拒否する、なかなかの強者。国と時代は違えど、スターの発掘育成者に共通のあり様なのか。もしかして、監督のモットー反映、それとも史実?
以前オーナーに見出され今もベッドを共にするマリア・フェリクス演ずる現在のスターを、劇場に出資する二人の金持ちが狙っていて、マリアもそれを知ってしっかりと利用。新旧のスターはジャン・ギャバンを巡って大喧嘩。ということで、男女の愛と嫉妬と肉体関係が複雑に交差していて、その様を劇場のこちらとあちら、そのまた奥で、並行して見せる監督の技は新鮮であると共に凄い。そして、ヒロインに恋してた皇太子は現実を知りピストル自殺未遂。
そういったぐちゃぐちゃに見える男女の愛憎を全て昇華する様な、ニューヒロイン中核に集団で踊りまくるフレンチカンカンのダンスの派手さ、凄さ、素晴らしさに圧倒・納得させられてしまった。倫理なんて、素晴らしいダンスの前では些細なことと、芸術至上主義的に。
何よりプロデューサー役が格好いい。
ヒロイン役がプロデューサーに裏切られたと晴れの舞台に出ないと言いだすシーン。そこで「自分の仕事はスターをつくることだ。私に恋人や夫が与えてくれるようなものを求めるな。それなら他の男を選べ」と言い切る。それで結局ヒロインは舞台に上がるし、その舞台を自分は見ずに舞台裏で満足気に煙草を吹かす。結局最後は我慢出来ずに舞台を見に行き、その場で次のスター候補を早くも探している。
これはただのミュージカル映画ではない、仕事人映画である。