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フルーク評論(2)
人間が犬に生まれ変わるといえば、豊川悦司主演の『ドッグスター』を思い出してしまうが、それよりも以前に作られてたんだなぁ。
先輩犬ランボーと一緒に行動するようになったとき、ロン・パールマンに尻尾を踏まれた(笑)思わず噛んでしまったフルーク。度々妻や息子の映像がよぎっていたのだが、そのとき、自分を死に追いやった経営パートナーのジェフ(ストルツ)の看板を見て人間だったことを思い出す。そして電話番号までも思い出し、かけてしまったのだが、所詮犬だし・・・くぅぅん・・・
ランボーは死んでしまったが、なんとか家族の下に辿り着いて、飼い犬として一緒に住むことになったフルーク。なんとかして自分が父親のトムであることを伝えたいのに、なかなか上手くいかない。そんなところへジェフがやってきたので思わず噛みついてしまうフルーク。危険な犬として追い出されてしまうが、息子のブライアンは愛犬を追いかける・・・高熱を出しながら。
復讐劇なのか?と思っていたら、意外にも交通事故は自分のせいだったことを思い出してしまう。ジェフは本当の親友だったのだ・・・
最後には墓の前に立って妻も気づいたようだったが、あっさり身を引くフルーク。命の尊さを学び、それを伝えていくのが天命だと知ったのだ。ううむ、よくわからん。リーインカーネーションの面白さもあったが、このどんでん返しを素直に受け入れるためにはジェフをもっとよく描いてくれないと・・・
後半は、サスペンスも入りハラハラさせてくれます。
葬式や法事などで見かける虫は、”故人の入れ代わりだから殺すな”と
言われ半信半疑でしたがこの映画を観て、もしかしたら・・・
なんて気になりました。