未知の惑星を舞台に、闇の恐怖を克明に描くSFアクションスリラー。監督・脚本は「アライバル/侵略者」のデヴィッド・トゥーヒー。製作は「スノーホワイト」のトム・エンゲルマン。共同脚本は「新・鳥」のジム&ケン・ウィート兄弟。撮影は「ヴァイラス」のデヴィッド・エグビー。音楽は「タイタンA.E.」のグレーム・レヴェール。美術は「D.N.A.」のグラハム・“グレース”・ウォーカー。クリーチャー・デザインは「バトルフィールド・アース」のパトリック・タトポロス。出演は「プライベート・ライアン」のヴィン・ディーゼル、「ハイ・アート」のラダ・ミッチェル、「ハイロー・カントリー」のコール・ハウザー、「アルマゲドン」のキース・デイヴィッドほか。
ピッチブラック評論(13)
多分、そんなに予算がないのをアイデアでカバーしてる感じは好感が持てた。ただ、ストーリーの方は今まで何度も観たパターンのヤツで目新しさはないかな。
前半部分では、未知の惑星に不時着したにも関わらず、未知の生物に対する恐怖よりも逃亡殺人犯であるルディック(ヴィン・ディーゼル)に対する恐怖心を中心に描かれているのが納得いかなかった。普通、知らない世界に対するものの方が怖いでしょうに・・・
日食をテーマにしている点は面白かった。しかし22年前の絶滅の原因である怪獣たちが、エサもないのにどうやって生きていたのか説明がない・・・22年周期で数日だけ活動する生物?
ラストの駆け引きもイマイチ心理が掴めない。冒頭ではヴィン・ディーゼル中心にテロップが流れたんだから、最後もその流れを持ってこなけりゃね。
続編『リディック』