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ピッチブラック評論(13)
映像技術的に稚拙な部分があるのは確かだが、それをおぎなうアイデアとセンスがあります。
おもしろい、と思わせるシーンが随所に。たとえば、セレブ気取りのおっさんが死ぬシーン、最後に口に含んだアルコールで着火、一瞬見えるエイリアンにはっとする。。あと、日食の映像、エイリアンが地面から吹き出すシーンも刺激的です。
展開としては、わかりやすいサバイバル。そこはベタかな。たっぷり犠牲者も出ることだし。
全体的にオリジナリティを感じたので評価。
「宇宙船が小惑星に衝突し、太陽が三つある灼熱の惑星に不時着。護送中だった凶悪犯含む生き残った乗客達は、懸命に脱出の道を探していく…」
ここまでは「フライトオブフェニックス」なんかに似ているが、ここから少し、というか、かなり路線が変わる。
「生存者の一人が洞窟を覗いたとたん、洞窟に引きずり込まれた。」
ん?
「仲間が洞窟に潜ると、そこには無残にも食い荒らされた死体が…」
まさか…
「呆然とする仲間の前に無数のエ…
エイリアン映画だった。まぁDVDの裏見たらわかるんだけどね。
少しもったいぶったがここからの展開はすごい。
「実はそのエイリアンは夜行性で光に弱く、洞窟の外には出られない。が、22年に一度の皆既日食により凶暴なエイリアンは地上に現れ、生存者を襲いだす。」
とっても運の悪い人たちだがこの映画、画で魅せる。太陽の三つある惑星や、オリジナリティー溢れるエイリアンの造形は一級品。冒頭の不時着シーンも個性的で盛り上がる。演出面でも緊張感絶えず、音楽もはまってる。キャストも人間味溢れ、ヴィンは強い。これはCGを効果的に使ったセンスの良いB級映画である。
こういうB級設定は好きです。
どんな星なのかワクワクします。
なぜか空気はいつもありますが笑。
客を冬眠?させながら輸送してる途中に、未知惑星に不時着。
光を嫌うモンスターとの再出発までのサバイバル。
主人公と思ってた女船長は死に、移送されてた極悪罪人男が、クソな男と言い切れず、結構魅力的で生き残る。
彼のその後の作品があるようなので見てみたい。