大列車強盗(1903)
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
大列車強盗(1979)
プロット
アメリカ
11月17日 1979 台灣上映
大列車強盗団
プロット
イギリス
01月01日 1900 台灣上映
ミネソタ大強盗団
プロット
アメリカ
09月02日 1972 台灣上映
大列車作戦
プロット
アメリカ・フランス・イタリア合作
01月01日 1900 台灣上映
ブロンディー 女銀行強盗
プロット
アメリカ
10月23日 1993 台灣上映
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大列車強盗(1972)評論(2)
砂漠の真ん中に廃列車。そこに金塊が隠してあったのだが、その風景が心に残る。というか、どこかファイナル・ファンタジーを思わせるような・・・
全体的に旅の風景。デジタル・リマスターの力でとても美しい。ロケが良かったんだな。
最後にはどんでん返し。ロウ夫人というのは嘘で、売春婦のリリーという女だった?!そして、レイン以下の面々は「列車強盗しようぜ!」と、楽しく終わる。
総合:70点
ストーリー: 65
キャスト: 65
演出: 65
ビジュアル: 75
音楽: 70
どこから情報が洩れて、どこから敵が来たのか。追跡してくるやつらは武装して馬に乗ったその他大勢の集団でしかなくて、どんな奴らなのか全くわからない。描かれるのは味方の集団ばかり。だから視点が一方的になりがちで、敵の怖さや凄さや事情が伝わってこない。そんな敵の集団の撃つ弾はちっとも当たらないが、こちらの弾はよく当たる。しかも彼らに追跡されていることがわかっているのに、追跡を撒いたり攻撃をしかけたりするでもなく、何も対策もしないままに金塊のある場所まで平気で旅を続けるのが何かおかしい。結局彼らは主人公側にやられるだけのために揃えられたしょぼい引き立て役にすぎない。
そして最後の場面。こういう主人公側が絶対に強くて、それなのに人のため社会のために自分が犠牲になるという日本の時代劇のような勧善懲悪作品も、娯楽としてそれはそれで悪くはない。あれだけ命懸けの任務をこなしておいて、でもやはりそんなきれいごとだけで終わるのかな、でも現実性を追求した真面目な話ばかりが映画じゃないし、陳腐だけれどもこれはこれでいい、そんなことも思った。
ここからは映画の重要部分のネタバレありなので、まだ本作を見たことがない人は注意してください。
ところが最後の最後、終了1,2分前での今までの全てを打ち壊す展開には少し笑わせてもらった。物語に不自然なところは最初からあったけれど、それまでがあまりにベタな勧善懲悪路線だったので、こういう脚本の作品なんだろうしずっとその路線で突き進むのだろうと思っていたので、すっかり騙された。これがなければ平凡な西部劇だったろうし、これによって総合評価点数を5点10点を追加で上乗せ。この探偵、どういう経緯があるのか、一緒に列車に乗ったロウ夫人との関係はどうなのか、色々と想像をしてしまった。