ウエヤ殺人事件
プロット
イギリス
01月01日 1900 台灣上映
タロットカード殺人事件
プロット
イギリス
10月27日 2007 台灣上映
ケンネル殺人事件
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
モンテカルロ殺人事件
プロット
アメリカ
04月16日 1994 台灣上映
ローラ殺人事件
プロット
アメリカ
07月01日 1947 台灣上映
ナイル殺人事件
プロット
アメリカ
02月25日 2022 台灣上映
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英国式庭園殺人事件評論(2)
さすがにお金を払ってこれを観た人には同情を禁じ得ない。自分もだけど。
こんなのに使うお金があったら、アルバトロスの案山子男でも観てたほうがまだマシとさえ思えてしまう。
こじらせ系中学生が好きそうな耽美主義。ストーリー?何それ?食えんの?(古い表現)という態度を徹底して貫くあたりはもはや清々しささえ感じるものの、ストーリーを回す気のない映画ってものは、ここまでクソなのかという苛立ちはもっと感じる。
良くも悪くも、前衛映画であり、実験映画のようなもの。
それ以外の感覚で観ると本当に殺意が湧くぞ。
ペダンティックな監督としてグリーナウェイを苦手とする人は多いらしい。だがペダンティックの何が悪いだろう?グリーナウェイ作品を観る度に、隅々まで計算された2重、3重構造に唸らされる。1通りしかない(表面だけの)物語や映像よりも、探れば探るほど違う意味や仕掛けがある方が面白いに決まっている。とてもデビュー作とは思えない完成度、グリーナウェイはやはりただものではない。洗練された映像の中に秘められた幾何学的要素、物語のキーとなる数字。数学に弱い私には解説文を読み漁られなければ解らない謎がグリーナウェイ作品の最大の魅力だろう。難しいことはさておき、単純な頭で観ると、まず圧倒的な映像美に魅了される。タイトルにもなっている広大な庭園は手入れがゆきとどき、その風景を描くことに雇われた画家の描く製図のような写実絵画の直線的な美しさと相まって、格調高い美を形成している。そしてなにより、人物のファッションが見事だ。この屋敷の所有者家族とその親類や友人達と、外部からの闖入者である画家との対比が衣服によって明示されているのだ。白い衣装の親類たちの中に1人だけ黒い衣服の画家。この黒は、やがて起こる殺人事件を暗示する不吉な影なのか?しかし一旦殺人が露見すると、喪服をまとう親類たちの中で、だた1人、鮮やかな白い衣装で登場する画家・・・。この対比がグリーナウェイの仕掛ける逆転(2重構造)の手がかりなのだ。被害者が加害者に、傍観者が被害者に。これは、人間の欲望と強かさを優雅なヴィジュアルで浮き彫りにしたスキャンダラスな野心作だ。