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HANA-BI評論(20)
「この人を殴った」、「この人を撃った」という結果を、ゆっくりと、それでいて最低限の情報で美しく見せています。
いわゆる芸術性の高い映画で、あまり好きなタイプではないんですが、抜きん出た美しさでした。
無駄口は一切ない作品でした。
台詞で全てを説明しようとする映画が多い中、その表現力が高い評価を得ていることに納得しました。
命を落とした部下の妻子や、障害を抱えた上に妻子にも逃げられ、自殺を図った同僚を気遣う優しさ。
子供も亡くし、余命幾ばくもない妻への並々ならぬ深い愛情。
それらは、言葉はなくとも西の行動に表れていました。
一方でヤクザには容赦なく暴力を振るいます。。
凶暴な敵意と、不器用なほどの厚情という、大きな振り幅を見せる西が格好良いです。
闇金に借金しており、何をするかと思えば本当に警官姿で銀行強盗をして返済。
どうしようもない不幸が次から次へと覆い被さる中で、シュールな?笑いがちょいちょい入ってくるのはコントの発想なのでしょう。(全然笑えないのですが。)
不思議な絵も独創的でした。
ほとんど言葉を交わすことなく最期の旅をする西夫婦の、以心伝心の関係が素敵でした。
「ありがとう、ごめんね」の言葉が沁みます。
美しく咲いて散る短命の花々や、着地と同時に消えるまばゆい粉雪か、真っ赤な血潮で飾る侍のような自決か、一瞬輝く花火のように夜空へ消えたい、そんな鮮やかな死生観を描いているようでした。日が沈む方角から西という名字なのでしょうか...?
「その男、凶暴につき」に始まり「ソナチネ」を経て本作が当時のたけし映画の集大成とも言えるだろう。
多くは語らず表情で物語る。数少ないセリフは訥々と語られ感情の起伏が見当たらない。ヤクザとのやり取りでさえ、淡々と進む。それでいて恐怖を覚える。
元刑事がヤクザから金を借り、盗難車をパトカーに仕立て銀行強盗を働くなど、たけしならではの荒唐無稽な発想で、これだけ死生観を訴えている物語にも関わらず、悲壮感が漂わないのは、たけし特有のユーモアだったり場面に合ったたけしの挿入画のお陰かもしれない。
多くを語らない分、一言一言の重みがある。
「ありがとう」と「ごめんね」。
夫婦間の会話は、いや、人間の気持ちを伝えるのに必要な言葉はこの二言で充分なのでは、と思わせる岸本加世子の演技に、この映画(物語)が進むにつれ堪えていたものが一気に弾き出されたような気がした。
突き進んだ先の死。