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ヤクザと家族 The Family評論(20)
綾野剛、舘ひろし、尾野真千子、市原隼人、豊原さんあたりの配役は絶妙!
演技も流石!
でも全体的に淡々としていたかな。もっとうねりのようなものがあっても良かったようにも思う。
高いレビューばかりなので、感動作品を期待するかもしれないけど、違う意見のひともいたということで参考までに。
でも、綾野剛はやっぱりカッコいい😭😭😭
そして、尾野真千子はやっぱりきれいだ😭😭😭
なんだかんだ書いたけど、好きな作品です^_^
エンドロールに字幕付きで流れる主題歌の歌詞が、山本さんの心情であるとして。
後ろ向きに海底に沈んで行きながら、光に手を伸ばす。もう一度、愛が欲しかった男の願いは、叶わず潰えたかに見えて。堤防に訪れた娘は、父親だと名乗らなかった男への愛を花束と共に、海に投げ入れてくれるだろうか。的な。
このラストは最高だと思うんですが。
映画としては、不思議なくらいに刺さらないw
端的に言うと、全振りし過ぎの脚本に入り込めないんですよねぇ。藤井道人さんの場合。いつも。
と言う事で、役者さんの超熱演に拍手を送りつつ退散します。
見事な作品である。
脚本、撮影、音響、役者 全てがプロフェッショナルの仕事に感嘆する。
みんな、この映画に関われた事を終生、誇れるだろう。 『新聞記者』で日本アカデミー賞を総嘗めした藤井道人監督の新作
この題名で、引き下がるような人たちは ゴッドファーザーを単なるマフィアの物語と思ったような間違いと気がつくだろう。
哀しい話なのに、エンディングの凛とした清々しさは何だろう
描かれているのは まさに 家族の物語 これは戦後、描かれた家族の描写として小津の『東京物語』に次ぐ傑作だと確信する。
ヤクザ映画はヤクザを良い人に描く事も屑に描く事もあると思うが、どちらにしろ、
演者の格好良さはあれど、ヤクザを格好いいと思った事はないし憧れもない。
ただ思うのは、ヤクザと言われる人達は、一方では義理や人情を重んじるという意味で、今のネットの繋がりだけ(に自分が見えてるだけかもしれないが)で満足してる人達より、人間関係においては、多少は幸せなのかもしれない。本気で愛を持って接する関係。家族のように
が、その家族のために、家族のせいで、本当の家族を持てなくなる皮肉…
もちろん自分は、現実世界のヤクザを知らないし裏社会の事なんて知らないので、あくまで「映画の世界のヤクザ」強いては「ヤクザと家族」を観ての話だが。
舘ひろしと渡哲也、渡哲也と石原裕次郎
のような男が惚れる、男同士の関係には強く憧れる。
ヤクザじゃなくても、不器用でも本気な人間関係を、今のこのSNS時代だからこそ築いて行きたい。そんな映画だった。