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子宮の記憶 ここにあなたがいる評論(1)
裕福な家庭に生まれ、両親と3人暮らしの一見何不自由ない生活をしている17歳の少年・真人(柄本佑)。彼は世間体ばかり気にする両親や上辺だけの愛情を注ぐ母親に失望し、自分を赤子の時誘拐した犯人の女性にひと目会おうと沖縄に家出するのですね。その沖縄での人里外れた街で、入院中の夫(寺島進)を見舞いながら小さな食堂を一人切り盛りしている女性・愛子(松雪泰子)と出会うのです。
食堂のアルバイトに雇われた真人と愛子。お互いに秘密を明かさないながらも、次第に親子のような関係になっていくストーリーがステキでした。
松雪泰子は嬰児誘拐の母親役をさらせたら填まりますね。
『八日目の蟬』の続きがあったらこんなドラマになるだろうとといった嬰児誘拐犯とその子供の再会劇。『八日目の蟬』に匹敵するくらい感動しました。