一流法律事務所に勤務する弁護士ベケットは、自分がエイズに感染したことを知る。やがて会社はベケットに解雇を宣告。エイズ患者に対する不当な差別だとしてベケットは訴訟を決意し、以前は敵として法廷で闘ったことのあるミラーに弁護を依頼する。ミラーはベケットがエイズ患者であり、かつ同性愛者であることに偏見を抱き、一度は依頼を断るが、それでも偏見や蔑視と戦おうとするベケットの姿に心を打たれ、弁護を引き受けることに。しかし、裁判は日に日に衰弱していくベケットとその関係者にとって過酷なものになっていく……。自由と兄弟愛の街フィラデルフィアで展開される裁判の行方を描いたドラマ。ベケットを演じたトム・ハンクスがアカデミー主演男優賞を受賞。ブルース・スプリングスティーンによる主題歌も歌曲賞を受賞した。
フィラデルフィア評論(20)
トム・ハンクスの衰弱していく様子は鬼気迫り、この頃からすでにさすが。デンゼル・ワシントンもバンデラスも将来を予想される名演だった。
こういうことはおそらく昔めちゃあったんだろうなと。
この作品のキャッチコピーが、
ひとは、どれほど優しくなれるのか
どこまで愛に生きられるのか
というものなのですが、
これから連想しながら作品を観ると、自分の人生のヒントにもなるのではないかなと思います!
1993年の作品 ジョナサンデミ監督
歌は、ブルーススプリングスティン。
同性愛を隠してAIDSになった弁護士を解雇した理由は、能力不足?大手弁護士事務所を相手に裁判を行うことに。奇しくもコロナに感染したトムハンクスが熱演だ。デンゼルワシントンもいいね。恋人役にアントニオバンデラス。弁護士事務所社長にジェイソンロバーツ。
法の元では、人は平等とは裏肌に真実を問う社会派映画だ。