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初恋ハリイ プロット アメリカ 01月01日 1900 台灣上映
トワイライト 初恋 プロット アメリカ 04月04日 2009 台灣上映
初恋(1974) プロット ポーランド 06月20日 2009 台灣上映
初恋(1952) プロット イギリス 02月01日 1966 台灣上映
初恋宣言 プロット 日本 09月15日 1968 台灣上映
キャロルの初恋 プロット スペイン 01月22日 2005 台灣上映
初恋(2006)評論(12)
みすずは親に見捨てられた薄幸の少女であったため、孤独から抜け出そうともがいていたのでしょう。東大生岸を全面的に信じ、幼き恋心とともに世の中を変えると主張する彼についていったのも当然の成り行き。単車が好きになり、車の運転も得意になり、強奪計画によって何かが変わると信じるようになったのです。だけど幸せは束の間。変えようとする力が大きければ大きいほど、喪失感も増大する・・・
最初は暗い性格であったこともあって、宮崎あおいも抑え目の演技でしたけど、バイクのシーンや詩集を読むシーンでは他の若手女優には真似できないものがありました。そして小嶺麗奈の大胆ヌードには驚いてしまった(初めて?)。星野真理も脱いだことだし、負けちゃられないと思ったのでしょうか・・・チラリと出演していた鰐淵晴子が彼女の行く末を暗示していたのかもしれません(意味不明です)。
それにしても、時代考証や当時の車など、またロケ地も60年代を見事に描いていたのにはびっくりです。あのおひょいさんが経営する柏田自転車店は本物だろうか、実はタイムスリップして撮影したんじゃないかと思えるほど。美術にはかなりのこだわりがあったようです。反面、ちょっと惜しいのは脚本だったかもしれません。冒頭から「ナンパしてきたよ」などと言ってたけど、当時にそんな言葉はあったのだろうか・・・
一昔前の情景を感じさせてくれるのもとても良かったですね。
切なくて胸が締め付けられる。
あくまでもベースはひとりの孤独な少女の初恋を描いた物語ですが、そこに3億円事件が絡み終始飽きさせない作品となっていました。
宮崎あおいさんをはじめてとして俳優人の演技も素晴らしくストーリーの切なさが引き出されています。
3億円事件の実行犯が女子高生という大胆な設定の脚本ですが、背景がよく練られているので無理なく鑑賞できました。
・宮崎あおいが宮崎あおいっぽくない印象が強かった。
・内容は、まあ3億円事件の話。かな
参考になりませんね、すみません(笑)
上映が2006年、そして13年経ち、二人の俳優が問題を起こしてしまったことに感慨深いモノがある作品である。原作は多分、アイデア+企画モノといった装丁なのであろう。作者と物語の主人公名が同一ということで、独白のプロットという作りはセンセーショナルを掻立て、世間へのアピールは一定数得られるであろう。まぁ自分が想像する実際の犯人像はその筋の輩だとは思うが・・・。
ナンバーが控えている、いわゆる足が付いてるお金をロンダリングできる世界は通常では困難故、カタギでは出来ない芸当だ。
本作とは関係無い話はここまでにしておいて、60年代後半の混乱とモラトリアムがどす黒く溶け合った新宿が舞台である本作は今では考えられない程、若者が背伸びしていた時代でもある。その世界観を、例えフィクションであったとしても映像化して、それを鑑賞するとその狂おしい位の切迫さと引き替えの自由さを表現されていて、羨ましくもあり、又別世界として一線を引いてしまったりする。そんな時代の空気感、雰囲気の匂いをそこそこふりまきながら、本題である3億円強奪事件へと展開してゆく。只、実際の本作はイの一番に宮崎あおいの為の作品といって過言ではないフォルムなので、原作よりもディティールはそぎ落とされてしまっている故、随所でアッサリ感は否めない。編集でカットしてる場面もそこそこあるだろう。しっかりとパブリックイメージを守りつつ、事務所に大事にされている感が鼻につくが、プロモーションだから仕方がない。濡れ場があるかと思った元KAT-TUN情婦は、おためごかしのバストトップだけでお茶を濁す程度だし、ドきつさは演出不足。もっとあの時代のエログロナンセンスを押し出して欲しいと思うのは、自分が狂ってしまっているのだろうか・・・。あの時代の日本に於いて、一体何%位の若者がああいう世界に浸っていたのか、それとも殆どが黙々と目の前の現実にひれ伏しながら生きるために歯を食いしばっていたのだろうか、その辺りをあの時代の生き証人達と語りたいと思わせる内容であった。学生運動、左翼、そして爛れた性生活・・・ サルトルやランボウに誰もが解釈が出来る、そんな時代を追体験してみたい。