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ヤギと男と男と壁と プロット アメリカ・イギリス合作 08月14日 2010 台灣上映
風と樹と空と プロット 日本 07月12日 1964 台灣上映
君とひととき プロット アメリカ 01月01日 1900 台灣上映
僕と彼女とラリーと プロット 日本 10月01日 2021 台灣上映
天と地と プロット 日本 06月23日 1990 台灣上映
愛と死と プロット フランス 09月27日 1969 台灣上映
ハチミツとクローバー評論(20)
今見ると実力ある俳優達の共演だった。もう定評が確立しているが──というより、当時既に演技派と見なされていた人たちだが、多数にも関わらず、それぞれの個性を適確に配役し、引き出し、引き立てていた。群像にかかわらず、埋没したキャラクターがいない。
原作は未読だが、平凡な男が、芸術を目指し、すぐれた才能と失恋に遭って、自分を知る──という普遍の青春物語で、好感をもった。
学生時代がまぶしいほど楽しく描かれている。花本先生宅に研究生の面々が集まって親睦会をやる雰囲気がすごく和める。きっと大勢のひとたちが青春時代のどこかを思い出したと思う。
いつも「おまえらのことはぜんぶわかっているぞ」みたいな余裕の笑みを浮かべている花本先生が、堺雅人に合致していた。
それを言うなら、いつも不慣れな新人AD風態度の櫻井翔も適任だったし、バイト先の経営者にストーカー的恋心を抱く根暗な真山も加瀬亮を置いて他に居なかったであろうし、はぐみも蒼井優でなければ単なる知恵遅れにしか見えなかったであろうし、強引で自信満々の森田も伊勢谷友介にふさわしかったし、真山に一途に寄せる山田も関めぐみの勝気と純情がはまっていたし、真山に惚れられた西田尚美も魅力的な年上の女だったし、ちょっとだけ出る宮大工の中村獅童も親心ある頭領に見えた。
配役で映画があらかた成功していた。
絵がうまい──と言ったばあい、それは絵が写実的で、対象そっくりに描かれていることを指している。だから抽象画は、うまいか、うまくないのか解らない。それでもそれを優れていると感じるのは、主観に基づく。三段論法でいくと、ゆえに芸術とは主観に基づくものだ──となる。
だが、なんとなく絵心は解るものだ。あわせて才能があるか、ないのかも、なんとなく解る。造詣や練熟があるなら、明瞭に解る。だから芸術をやろうとした初端──学生の段階で、じぶんには才能があるのかないのか、概ね解る。
だがはぐみの絵はわたしには解らない。造詣があっても明瞭に解る絵だとは思わない。それでも絵を続けるならあとはお金やスポンサーとの天秤になる。
芸術にはそのジレンマがある。青春のときめきを交えながらも、その芸術に対する溜め息がこの映画には描かれていると思う。「いいな、わかものは」頭領の台詞は物語を集約していたと思う。優れたSoul-searching映画であり、マンガの実写化の成功例でもあると思うが、なぜか監督はこれ一作しか撮っていない。
蒼井優さんのほんわかとした雰囲気と可愛らしい声が原作のはぐみに似ていました。ドラマは見ていませんがこの配役はぴったりだと思いました。ただ、登場人物の性格が原作と変わっていたことが原作ファンとして残念でした。真山はあのメンバーの中では常識人な方なはずなのに、原作よりもストーカーになっていてドン引きしました。一番の問題は森田さん。原作では小学生のようなテンションでいつも竹本や真山を困らせる森田さん。好きだからこそはぐみのこといじめてしまう。そういう森田さんが良かった。しかし、映画では元ヤンキーみたいな口調で真面目そうな印象でした。そのため、別の作品を見ているような感覚でした。ところどころ素敵なシーンがあるので、原作にとらわれずに見れたらもっと楽しめたんだろうな…。
原作ファンでないまたは出演者に興味ある人ではないとキツい映画だと思います。
個人的にはあまり楽しめなかったので、星1つ半で。
原作を通して読んだ後とはいえ、原作を大幅に変更?
わけわからない、キャストは、良いのに、酷い内容、面白くない