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ザ・モンキーズ 恋の合言葉HEAD! プロット アメリカ 06月13日 1981 台灣上映
さらば、愛の言葉よ プロット フランス 01月31日 2015 台灣上映
シェイクスピアの庭 プロット イギリス 03月06日 2020 台灣上映
椿の庭 プロット 日本 04月09日 2021 台灣上映
セラフィーヌの庭 プロット フランス・ベルギー・ドイツ合作 08月07日 2010 台灣上映
枕の上の葉 プロット インドネシア 07月10日 1999 台灣上映
言の葉の庭評論(20)
短いながら絵がすごくキレイで。
音も細かく表現されてて。
本当に、キレイだった。
冒頭「実写か?」と!
自宅では見たことがあったのですが、スクリーンサイズでのあの絵のクオリティに絶句!
新海誠の本気、ここにあり。
後のメガヒット「君の名は。」や「天気の子」より前、この時点で映像美としての到達点があったように思います。
新海監督の趣味が垣間見える場面があります。それは主人公のタカオが、ヒロインのユキノに額付くようにしてその裸足を愛でるシーン。
この映画は、結局コレがやりたかったのではなかったのか!…と(笑)。
あと音楽も趣味全開。歌詞をなぞるようなクライマックスのシーンでした。このシーンも曲ありきですよね~。
クリエイターの創作のヒントって、こういう風なのかな?と。少し頭の中を覗けた気がしました。
タカオくんとユキノちゃんが、お互いに人間としての殻を破り捨てる、あの階段でのクライマックスのシーンは、曲「Rain」とともに心に刺さりました。
ところで新海監督作には、印象的な階段のシーンが多いですよね~。
「君の名は。」ラストでの二人の邂逅。
「天気の子」帆高の非常階段ダッシュ。
古今東西の名作にも、名だたる階段シーンがありますが、それを意識されているのかも知れません。
あと、個人的な話。
新宿御苑での年上女性とのデートだったり、その女性が好きだった曲「Rain」だったりと…
僕の若かりし頃の思い出をトレースしてくれる、特別な作品です。
新宿御苑で雨宿りをする靴職人になりたい少年と職場へ行けない女性の話。
雨が降る東京だの、世界の秘密だの、階段だの、なんだか天気の子みたいだなぁと思いました。
(天気の子は未鑑賞です。)
いや、こういうの本当に好きです。
とても良かった。
これはネタバレ無しで観た方が個人的には面白いと思うので、あまり言いませんが、雨を通しての2人がとても人間的でリアルでした。
青春だからこその悩みだったり、その仕事だからこその苦しみだったり、挫折しながらも立ち向かう様子から、人間の美しさが感じられました。
相変わらず映像や音楽も作品にあっていて、綺麗でした。
時間も45分程度と短めなので気軽に観やすいです。
ただ、ちゃんと歩く練習とか、ビールとチョコしか味がしないとか、パンプスのヒール高とかect、女性を描写するエピソードが少し腑に落ちなかったです。
全体的にいやらしくなくてロマンチックなのがいいです。もっと大人を描いた作品もみてみたいです。いやらしくないやつ。
秒速5センチメートルも三部構成で一時間ちょっとしかなくて映画としてはかなり短い作品でしたが、この「言の葉の庭」はさらに短く、たった46分の作品です。
しかし、たった46分の作品にもかかわらずストーリーは濃密。
天気の子にもあった「美しい雨の描写」がこの作品でも如何なく発揮されていました。冒頭のシーンで新宿御苑の池に落ちる雨が水面に波紋を描くシーンの美しさは本当に素晴らしく、「さすが新海監督」と思わせてくれました。