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ザ・モンキーズ 恋の合言葉HEAD! プロット アメリカ 06月13日 1981 台灣上映
さらば、愛の言葉よ プロット フランス 01月31日 2015 台灣上映
シェイクスピアの庭 プロット イギリス 03月06日 2020 台灣上映
椿の庭 プロット 日本 04月09日 2021 台灣上映
セラフィーヌの庭 プロット フランス・ベルギー・ドイツ合作 08月07日 2010 台灣上映
枕の上の葉 プロット インドネシア 07月10日 1999 台灣上映
言の葉の庭評論(20)
ただ、主人公の気持ちの揺れ方が、どうにも私にとっては落ち着かない。居心地が悪い。いや、高校生の頃なんてみんなこうじゃないか?と言えなくもないが、いや、違うなと少し疑ってしまうのだ。確かにいるかもしれない、っていう程度の中途半端な共感が、ラストの流れで私を見事に置いてけぼりした。
実は学校の古典の先生だったという衝撃(というほどでもない)。15歳と27歳という歳の差はあれど、年上の女性に憧れる気持ちがよく伝わってくる。女子生徒とのいざこざがあり、結局は学校を辞めて実家に帰ることになるのだが、恋は実らずとも未来を予感させる。切なさの点でいえば、『秒速5センチメートル』にはかなわない・・・
映像的にはデジタル処理がなされ、実写ではないかと見間違うほど雨の風景がとても綺麗だ。
雨の滴がキラキラと水面を輝かせる。
傘に当たる雨音が、雨のリズムを軽やかに刻んでくれる。
雨の描写がとても上手い新海監督。
この映画のおかげで、梅雨の憂鬱な気分が楽しいものに変わりました。
明日雨だったら、いつもと変わった景色が見られるかもしれない。
そして、雨の日にしか出会えない特別な出会いが隠れているかもしれない。
歳の差の2人の本音のぶつかり合いが、雨のしぶきと重なって、とても幻想的なラスト。
これからの2人の未来に幸あれと祈りたくなります。
何気ない、景色や季節の変化を描くのとても上手い監督。
言の葉の庭は、秒速5センチメートルに続く大好きな作品の1つです(^^)