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六年目の疑惑 プロット アメリカ・イギリス合作 09月23日 1961 台灣上映
愛という名の疑惑 プロット アメリカ 09月05日 1992 台灣上映
隣人X 疑惑の彼女 プロット 日本 12月01日 2023 台灣上映
猿の惑星 プロット アメリカ 04月20日 1968 台灣上映
砂の惑星 プロット アメリカ 03月01日 1985 台灣上映
イザベルの誘惑 プロット フランス・スイス合作 02月03日 1990 台灣上映
疑惑の影評論(5)
断崖という映画はラストシーンが映画会社の都合で全く正反対のものに変えられたので有名。である.しかし不幸なことに私はそれも知らず断崖を見てこういう映画かと納得してしまった。そしてその後にこの「疑惑の影」を見たのだ。 だからこの映画の結末も断崖と同じようなんじゃないかと、ある程度予測しながら見てしまった・・・それで私のこの映画に対する評価はとても低いものになってしまったのだ。だから私の中にはこの映画の見方を間違えたのではないかという疑惑の影がずーと30年間あった。
ので今もう一度見直してみた。そして今回はちゃんとこの映画のよさを感じ取ることができたのである。
とは言うもののやはり地味には地味な話だと思った。これはヒッチコックの傑作の中の一つだと思うが一般の映画ファンには勧めにくい。ヒッチコックファンにのみ凄い映画ですよと言ってオススメしたい。特にカメラに目を引くものがある。ヒッチコックという監督は明らかに所々にカメラワークとかショットの面白さ、カッコ良さの見せ場というものがある。そして、その部分を引き立てるためにその前の何分かを有効に使っている。つまりその部分と似たようなカメラは使わないでておいて、とっておくことによって目的の効果を引き立てている。そういうカメラの一つ一つがとても面白いと思った。また、いつものごとく女性キャラクターが非常に生き生きと輝いている。きっとヒッチコックは女のが心をよく知っていて、もてる人だったんだろうなーと少し嫉妬を感じた。でも、まあ、あの体型だからモテると言ってもしれてますかね。
完璧な脚本、配役、演技、編集
カメラワークが計算され尽くされている
斜めのカット、顔の高さから一気にクレーンで俯瞰など
見事に心理描写をカメラがして見せる
本当に何もかも高いレベルで完成されている
高い満足感が見終わった後に残る
特典映像でおばあちゃんになったチャリー役テレサライトがインタビューに答えているが、高齢になっても本当にチャーミングだ
彼女が最後にこう話す
完成した時は傑作だと思ったけど、作品自体が命を持つことが有ることは知ってるけど、これは長生きね
個人的評価が下がったのは刑事のジャックに対する恋愛感情がイマイチだからだ。中盤の心理変化がどうもしっくり来なかった。
最初のシーンを除いて全ては少女チャーリーの視点で描いたストーリーと言ってもいい映画だった。
同じ名を持っている二人のチャーリー。少女は叔父さんのチャーリーに自分の家の新鮮な空気を注入することを期待したが、不本意に彼の秘密を発見。
この映画特に上手いところは少女チャーリーの心理的描写だった。最初チャーリーの到来に対して仕草やセリフ全般で喜びを表現したが、彼を疑う途中またその疑いを確信した後、態度の転換は顕著であって、「この家から出ないとあなたを殺す」と言ったようなセリフもあって、対比的だった。少女の気持ちもわかりやすくなる。
最後チャーリーの死のところでこの話の恐ろしさを実感。チャーリーは少女を殺す気も怖いし、また事故で自身が死に至るのも怖かった。
またこの事は少女に対する影響もわかる。何度も強調される二人の同じ名前、その名前もこの事件と同じく、少女に一生伴うのだろうし、心に影を残し、永遠に除去不能だろう。
こんな感じかなー
そんなにドキドキはしなかった。
意味不明なところもあって難しい部分もあり。
でも最後まで飽きずに観れるのはやはり物語提示の面にはちゃんとアレンジしたってこと。