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115分
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007 リビング・デイライツ評論(20)
今となっては結局2作のみということがわかっているので、「つなぎ」の印象は免れません。
決して悪くないし、英国の諜報員に相応しい格調の高さも抜群ですが、どうも特徴に欠けます。
お話そのものは以前の荒唐無稽は控えめに徐々にスパイ路線に戻っていますが、007は007です。
良くも悪くも色眼鏡かけて観ますからね。
2020年公開の25作目に向けて見直し007。4代目ボンドのティモシー・ダルトン編です。6代目ダニエル・グレッグから順に遡っているのですが、さすがに80年代までいくと古さを感じ始めますね。
ティモシー・ダルトンはキリっとしてて男前ですね!5代目ピアーズ・ブロスナンは何処か軽妙な感じもあったのですが、ティモシー・ダルトンはいかにもエージェントって感じです。大人の色気というかフェロモン出しすぎです!スゴい小道具出てくるのが007って感じなんでしょうね。あの車の下を切り取ったレーザーには思わず笑ってしまいました。
ボンドガールのカーラが可愛かったです。ボンドをメッチャ助けてましたし、チェロもできて有能でしたね。演じたマリアム・ダボさんはあまり知らない女優さんなのですが、wikiで調べると本作しか分かりませんでした。ボンドガールって一発家も多い!?
ストーリーは最初込み入ってるのかと思いきや実はそんなでもなく、意外とシンプルな話でした。中盤でソ連から国境越えるとオーストリアだったのにビックリ!ソ連ってそんなにデカかったんですね。もう30年以上前の映画なのですが、アフガニスタンってその頃から変わらず紛争している模様です。スゴいなぁ。
何となくまったり進んでいくアクションだったのですが、これ以前の007ってこんなテンポなのでしょうか?まだまだ4代目なので遡る先は長いなぁ。のんびり楽しんでいきたいと思います。
シリーズ15作目。4代目ボンド始動作。10年以上ぶりに再鑑賞したけれど記憶以上に面白い。シリアスさとフランクさを兼ね備えた6代目に繋がる部分を感じる作品でした。
鋭い表情のティモシー・ダルトンがボンドになって、一気に若返った。若いだけ合って動きも鋭いし、活劇もまた鋭さを増した。ムーアの余裕をかました冗談も好きだったが、そろそろ緩さから離れて変化の時期が来てもいいころだったと思う。協力するチェリストの美女とKGBのプーシキン将軍、狡くてふてぶてしい敵役の将軍と武器商人もいい配役だった。