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SUNRISE TO SUNSET評論(7)
その頃、リンキン・パークしか好きではなく、日本のロックなんてダサい。そう思ってました。
まさに衝撃的な出会いでした。
こんなに音楽がかっこいいバンドが日本にもいるなんて。
そこからサマソニやワンオクとの対バンライブに行き、またすぐライブに行けるなんて思ってたら、kが急逝。
渋谷AXにも献花をしに行きましたが、みんな号泣している人ばかり、私もとてもじゃないけど現実は受け入れられませんでした。
kが亡くなってから、最後のライブでも涙、涙…あれから自然とPTPの音楽は聴けませんでした。
あれかは、あんなに大好きだったPTPの映画が始まったので3回見に行きました。
特に池袋HUMAXシネマの音楽の響きが最高。
元気だった頃のKの笑顔が見れてこっちまで笑顔になれたり、やっぱり泣いてしまったり
色んな感情が溢れてきましたが、
やっぱりPTPは日本のロックシーンでもっと売れるべきだった。もっと活躍できてたら、絶対世界を目指せるバンドでした。
これからも、応援し続けます
ラウドロックのジャンルのバンド”Pay money To my Pain“(略称:PTP)の結成から直近のライブまでのドキュメンタリー。ただ、バンドのドキュメントというより、ボーカルのKにスポットを当てた作品です。
バンドのファンでもなく、このジャンルに詳しくないので、映画を通してだけでしか語れませが、映画はとても心に響くものがあります。
ボーカルのKはとにかくカッコいい。歌は上手く、小柄ですが筋肉質でイカついのですが、笑う子供みたいな親しみを感じます。彼に魅せられて、メンバーを集めてバンドに人気が出てくるのが前半パート。
ネタバレってか、ドキュメントなので事実なのですが、ボーカルのKは亡くなっています。彼が亡くなった後が後半パート。
Kというカリスマ性を持ったボーカルが居なくなり、バンドや他のアーティストやファンがどう変わったのか。それを通してKとはどういう存在だったのか、というのがメインのテーマかな。
象徴的なのは前半パートでのライブ風景は主に小規模なライブハウス。一方で後半はZeppや名古屋ドームといった大きな会場です。亡くなって存在感が増した、という見方がテーマなんでしょうが、ではKが望んだのはどっちだったんだろう、と考えさせられました。
カリスマ性と精細さが、自我の強さと他人への愛情が、色々と相反する気持ちをKは抱えていることが劇中から感じられます。大きな会場、沢山の人の想いは糧にも毒にもなるのだろうな、と。
また、前半は関係者のインタビュー中心でしたが、後半はKのいないライブ映像がかなり長いです。そうなると「あ〜、このライブ風景をKが観たら、どう思うだろうか」などと考えてしまいます。
長いライブ映像を、そんなことを考えて観ていると、ふと、空いている映画館の隣でKも一緒に観て、ニコッと笑い「そんなの、一緒に歌いたいに決まってるじゃん」と言い出しそうな、、、そんな感覚になっていると、ライブ後半で会場中が携帯の明かりで照らされるシーンが、何と言ってよいのか、エモーショナルな気分にさせられます。
何に感動したのか、この感動をどう表現したものか、難しく、観終わった瞬間は「スゲーもん観たな」ってことだけでした。話して、整理しても、表しきれない感情が残っている。
PTPやロックには縁がなくとも、伝わる普遍性のあるドキュメンタリーであることは間違えなく、傑作です。
10年前にボーカルのKが亡くなり
活動休止となったバンドPay money To my Pain(PTP)の
ドキュメンタリー映画です
PTPの事を当時から知っていた人達は必見ですが、
活動休止以降にサブスクやフェス等でPTPを知った人にこそこの映画が届いて欲しい。
楽曲の想い、バンドの意思が感じられるから。
かなり間口の狭い映画作品ですが、
音楽、バンド、ロック、フェス等が好きなら見て損はないです。
以降ネタバレです
前半はPTPメンバーや活動時からKと繋がりのあったバンドマン、スタッフのインタビュー
活動当時の映像記録などがメインです。
後半では、2020年のBLARE Fesで復活ライブをやった時の映像が流れます(8曲)。
(ボーカルなしで復活Live?と気になる方は映画館で見てみて下さい)
デビュー時の小さい箱の時からずっとみてきたから、本当に最高だった!
長いかなぁと思ったが、あっという間だった。
気の合う友人に勧めまくります笑