一月の声に歓びを刻め
プロット
日本
02月09日 台灣上映
Firebird ファイアバード
プロット
イギリス・エストニア合作
02月09日 台灣上映
ボーはおそれている
プロット
アメリカ
02月16日 台灣上映
コーヒーはホワイトで
プロット
日本
02月16日 台灣上映
マッチング
プロット
日本
02月23日 台灣上映
シノアリス 一番最後のモノガタリ
プロット
日本
02月23日 台灣上映
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翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて評論(20)
出身地対決の愛之助すきすぎる
映画冒頭、日本一暑い街である埼玉県熊谷市で綱引き大会が行われ、これまた日本一熱いライバル関係である大宮VS浦和が戦うことになりこのままでは熱さで死人が出るのではないかと埼玉県知事が心配するシーンで始まるのだが、舞台はいきなり関西に移るのである。監督からミナミの帝王みたいに喋れと指導されたような片岡愛之助演ずる大阪府知事の吉村徹、神戸と芦屋にしか人が住んでいない兵庫県知事の藤原紀香そして「洛中以外は京都じゃない」と言いながら京アニや任天堂や宇治茶など京都が誇るものはすべて洛外にある京都府知事の川崎麻世が関西を牛耳ってるのである。歯向かうものには甲子園球場の地下に幽閉され口いっぱいにたこ焼きを詰め込まれ窒息させるという酷い拷問を受けるため杏さん率いる滋賀県有志が抵抗する物語である。
そしてクライマックスの世界征服を狙う大阪府知事が東京を粉まみれにして壊滅させようともくろむ場面の映画史に残るようなバカバカしさといったらホンマ怒るでしかし!
壮大な茶番劇、という前提なので、観る側としては、純粋に楽しむモードに入れるので助かる。
壮大な、と言う通り、CGや音響もそこそここだわってあり、ギャグなのに、チープさをあまり見せていないところに好感がもてる。
豪華な俳優陣が全力で役になりきっているからでもある。
どうやら、主役陣はご当地との関連は薄いようだが、その他はその県出身の人を抜擢しているようで、その背景の人が演じていると思うとなかなか気持ちが入っていて面白い。
肝心のネタとしても、関西人の自分にとってはあるあるがたくさんあり、笑わせてもらった。滋賀ネタはわからなかったが、観客の滋賀県の人らしき人が爆笑していて、それを観ていても面白い。
作品は全く逆ですが笑、PERFECT DAYSで東京を感じ、この作品で関西を感じるという、不思議なほっこり感がありました。
関西人ではないと面白さが半減してしまうかもしれないが、自分は楽しめたのでそれでよし。
2023年劇場鑑賞114本目
新作評では「男性の百美役に二階堂を配したBL要素緩和策を反復し、滋賀解放戦線を率いる桔梗魁を杏が演じている」と書いた。宣伝や事前情報では前作に続きGACKT(麻実麗役)と二階堂ふみのW主演と謳っているが、関西パートでの実質的なGACKTの相方は杏にチェンジしている。序盤で麗が和歌山に向けて旅立って以降、映画の本筋は大阪を中心とする都会勢に迫害される滋賀などのマイナー県による解放のための戦いとなり、百美が残る埼玉パートの武蔵野線をめぐる話は脇に追いやられ、本筋とのからみも弱い。体感での内訳は、GACKT&杏vs.片岡愛之助&藤原紀香の構図が中心の関西パートが6割、二階堂の埼玉パートが(GACKTもいるプロローグとエピローグを含めて)2割強、それらの筋を“伝説”としてラジオで聴く現代埼玉のパートが2割弱といったところ。ストーリーへの貢献度で言えば二階堂は5番手か6番手あたりなので、彼女目当てに鑑賞するファンは少々物足りないのではなかろうか。
評ではまた、過去の創作から拝借し転用した見せ場として「チャーリーとチョコレート工場」と「シュレック」を挙げた。ほかに、「三国志」の戦場で視界が悪いなか藁人形で敵の目を欺いた「草船で矢を借りる」のエピソードに似た戦法も登場する。あるいは、創作というわけではないが、バリ島の有名な群舞「ケチャ」を真似た地下空間での儀式なども、ストーリー上の必然性はないもののやはり壮観で、1作目以上にやりたいことを目いっぱい詰め込んだ印象を強めている。
「第3弾が作られるなら、“都会vs.マイナーな隣県”の抗争はさらに西へ飛び火し、九州を舞台にした“福岡vs.佐賀”が最有力候補」とも書いた。惜しい点もあるが、第2作も再び大ヒットして3作目が実現することを期待したい。