「歩きはじめる言葉たち
漂流ポスト3.11をたずねて」の野村展代監督が、写真家の佐藤竜治とインドのラダック地方を訪ね歩く旅をつづった紀行ドキュメンタリー。インド北西部のヒマラヤ山脈とカラコルム山脈に囲まれた高山地帯でインダス川の源流域に位置するラダック地方は、チベット仏教最西端の地であり、現在も多くの人々が自給自足の農耕生活を営み「天空の楽園」と呼ばれている。そこに暮らす人々や風景を数年間にわたって撮影してきた佐藤の写真に憧れを抱いた野村監督が、彼がかつて出会った人々と再会する旅に同行。現地の生活や食文化、宗教観、家族や友人とのつながりなど、ラダックならではの緩やかで優しい雰囲気を、美しい自然とともに映し出していく。タイトルの「JULLAY(ジュレー)」は、「こんにちは」「ありがとう」といった意味でラダックの人々が日常的に使用する挨拶の言葉。
JULLAY 群青のラダック評論(3)
欲しい食材はスーパーに陳列してる。飲食店に行けば、自分で作らずとも食欲を満たすことができる。
この貨幣経済は、果たして幸せなのだろうか。
高山地帯のラダックで自給自足の農耕生活を送っているアンモお婆ちゃんの笑顔が印象的なだけに、考えさせられた。
空の蒼さが美しかったなあ。
自給自足で穏やかに暮らす人々。
いただき物はまず人にあげる give&give&give...
皆がそうすると、結局は返ってくる、チベット仏教らしさとか
今まで知っていたインドとは違い
こんなに温和でのどかな側面、人々がぎらついていない場所もあるのねと
多幸感100%の紀行でした。
映画館で購入したパンフ冊子、日記のように丁寧に日々の記録が綴られて。
すごい読みごたえでした。
日を追うごとに徐々に打ち解けてきたのが、良く伝わってきました。