皮膚を売った男劇情

チュニジアの女性監督カウテール・ベン・ハニアが、「もしも生身の人間が芸術作品となり、売買の対象になったら」という設定のもと、移民・難民問題をめぐる偽善や現代アートに関する知的欺瞞を風刺し、理不尽な世界の在りようをユーモアたっぷりに描いた人間ドラマ。内戦の続くシリアから脱出し、難民となったサムは、現代アートの巨匠から驚くべき提案を受ける。それは、サム自身がアート作品になるというものだった。大金と自由を手に入れる代わりに背中にタトゥーを施し、「アート作品」なったサムは、高額で取引される身となる。売買され国境を越えたサムは、やがて恋人に会いに行くのだが……。第77回ベネチア国際映画祭のオリゾンティ部門男優賞受賞。第93回アカデミー国際長編映画賞ノミネート。

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皮膚を売った男評論(13)

Sustoteraosi
Sustoteraosi
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オンライン試写にて鑑賞。

正直、今作のタイトルを見た時に思ったのは違法な医療作品なのかなと思ったのですが、中身を開けてみたらビックリ、重厚な人間ドラマでした。でもこの考えも後々ある種の正解だったという事に気づきます。

自分はアートを見かける時に美しい、キレイだなと思うのですが、同時に怖いと思う事が多々ありました。この映画を観てよりそう思う事は正しいんだろうなと思いました。

サムの背中を欲しがる芸術家、よくよく考えたら人間の皮膚を買うというのは人身売買のようにも思える恐いシーンなのですが、お金と芸術、互いの思惑が合致した結果、その話は円満的に進むという衝撃的な展開になっていきます。

自分が美術品になり展示される、見せ物にされる、心無いことを言われる、サムの根気も中々なものですが、どんどんと諦めていくシーンも背中からひしひしと感じていて言葉の無い演技も濃いものに仕上がっていてとても良かったです。

内紛や差別、倫理観など社会的な問題も各場面に散りばめられており、しかもどれも邪魔になっていないのが凄い。1フィクションと思って鑑賞していたら、現実と密接している作品で、もっと知識を蓄えて見たら良かったなと少しだけ後悔しました。

終盤のオークションのシーン。自分が競り落とされるのはもうホラーですし、取引額もアートとして見れば高い部類に入るのかも知れませんが、人間としての価格と見れば異様な安さです。そりゃ逃げ出したくもなりますよ。

最後、サムが銃で撃たれ死に、皮膚だけ切り取られ飾られるという感情を揺さぶりまくって映画は終わりを迎えます。でも、死ぬ前に「これは生きるための死なんだ」都胸を張っていたので、これはハッピーエンドなのかバッドエンドなのか。検討もつきません。とても難しいのに面白い作品でした。

鑑賞日 11/2
鑑賞方法 オンライン試写会にて
Uynisfuqntone
Uynisfuqntone
不当逮捕に対して、自分を商品として物体化することでその難儀を逃れようとする話。

まあ、内容は寓話的であり、文芸的な感じ。想像もつかないような展開、起承転結みたいな感じではない、静かな展開。タトゥーというワンテーマだから、割と飽きは早めにきてしまった。

難民の特殊性や、商品と人間性の対比とか、知的にほんのり楽しめる部分はあるが、上記の通りTHE 文芸映画なので、must!みたいな感じではない。みてもみなくてもどちらでも。
Ecnnntadvoeeli
Ecnnntadvoeeli
TIFF2020にて鑑賞。
理由はわからないけど題名に惹かれました。

正解でした。

オドロオドロした不気味かつ、社会派映画?って思ってましたが、
なんとまぁエンタメ映画でした。

設定がメチャクチャ面白い!
なんと言うアイデア!
その設定ベースでこうなるとああなる。
ああなると、こーなって、、、みたいに
妄想全開!けど、なぜかあり得る!なんて
思っちゃう。
さらに主人公がそこはかとなく厨二っぽく話を進めて、
ヒロインがいー感じで中途半端態度(笑)でさらに○。

現代美術もあの怖い軍団もイジりの対象と
しちゃうなんて、なんとまぁ豪気な!!
監督さん、大丈夫ですか?

いやいや、スマッシュヒットです!
ハリウッドですげー金かけてリメイク
してくれないかな?

オススメだー!
Gsohmpsnixk
Gsohmpsnixk
シリア内戦の影響で祖国を追われ、恋人との関係も絶たれた男は、ヨーロッパ在住ビザを手にして、各地を渡り歩く。こう書けば実にハッピーな話なのだが、彼が手に入れたのは何と、背中に刻印されたタトゥのビザ。男の美しい広背筋に惚れ込んだアーティテストが挑んだ究極の現代アートが、一旦は男にかりそめの自由をもたらすのだが。。。。。

しかし、買い手やキュレーターの意図によって動かされ、そもそも見せ物でしかないことにうんざりした男は、やがて、引き離された恋人と本当の自由を手に入れるために、とんでもない行動に打って出る。

シリア難民の現実をそのまま映すのではなく、軽々と国境を越えられるアートと越えられない生身の人間とをうまく対比させた挙句、想定外の結末まで用意した、これは難民問題を扱ったこのジャンルの画期的作品。何しろ、先が読めないストーリーはエンタメ的な楽しみすらある。

主演のヤヤ・マヘイニはシリア人の俳優で脚本家でもある。怒りと共にカメラを見据える眼差しは強烈で、姿勢によって変わる背中の表情と共に、しばらく忘れられない存在になりそうだ。
Xishsmkpogn
Xishsmkpogn
今年171本目(合計235本目)。

タイトルやチラシ等からは一見、ホラー映画かなと思えるのですが違います(ここの特集などからもわかります)。
ストーリー自体は完全に架空のお話ですが、シリア難民を取り巻く問題(より広くいえば、難民問題そのもの)はリアルに存在するのであり、その点でいえば「学術系かそれに準じる内容」とは言えそうです。

内容については多くの方が書かれている通りで、同じことを延々書いても仕方がないので省略。アート映画という性質もあり、美術品などかなりきれいに描かれています。

結局のところ、難問問題を問う映画かというようにも読めますが、私は別の筋で観ました。
つまり、「表現の自由は絶対無制限に保証されるのか?」という問題です。他人を(身体的に)傷つけるようなものは許されませんが、「自己を傷つけるアート」であれば、いわゆる「愚行権」(愚かな行為だとわかっていても、それをする権利のこと)との関係で許されるのか?という問題です。

日本では「アートと自傷行為」というくくりではタトゥー文化がそれに該当しますが、日本では若者文化の一つとして少しずつ受け入れられつつもあるような文化も、国が違えば「彫らないと生きていけない」ところもあるわけです(もっとも、このお話自体は架空のお話ですが)。タトゥーに限らない話で、自己の望む芸術の表現のために、たとえば自己の手首に傷をつけるなどの行為が許されるのかどうか?ということは、あまり論じられてこなかったように思います。
もっとも、日本ではそのような表現は、表現の自由は最大限尊重されても、そもそも「自分の体であっても傷つけてまでやるほどのものではない」という認識なので(タトゥー文化除く)、余り意識はされてこなかったのですが、より広く、この映画もそうですが、「自分の夢をかなえるために、それを実現するために、「相手を傷つけない範囲で」表現の自由はどこまで尊重され保障されるか?」という、日本では憲法論になるかと思いますが、憲法論以上に哲学的な話にもなって、色々な回答があるかと思います(そして、「表現の自由も言論の自由も保障される」ように、この問題に「絶対唯一の答えはない」とも思います)。

個人的にはこの筋で観ましたが、それも一つありかなと思います。

私も多くの方も書かれましたが、シリア難民を扱う映画ですので、最低限その予習があると良いかなと思います(あるかないかだけでも全然違います)。

評価は下記が気になったものの、4.5以下にする根拠がないので、満点にしています。

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(減点0.1) この映画、サウジアラビアか、アラビア系の国とフランス等の合作のようです。オープニングは白い描写に白い文字が出るという、かなり「見づらい描写」になっています(日本では、文字が見にくいという方への配慮のため、ある程度は色差をつけましょう、ということになっている)。とはいえ、その部分は著作権表示などで、そこには大切なことは何も書いていない(例えば、「本作品は一部について小説を参考にしています」などは、エンディングにちゃんと「見える文字で」出ます)のが救いです。

この点は字幕が何もなく(もっとも、字幕をつけたところで、著作権表示しかない)、色の同化がすごくて理解が難しいのですが、日本では何らか配慮が欲しかったです(バリアフリー映画で、音楽が流れるところで「♪~~」と表示されるように、趣旨を類推して「(著作権表示)」などとあるだけでも、違っていたと思います)。
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