オリオンと暗闇
プロット
アメリカ
02月02日 台灣上映
アフター すべての先に
プロット
アメリカ
02月01日 台灣上映
ヴィル
プロット
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01月31日 台灣上映
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プロット
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プロット
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02月16日 台灣上映
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謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス評論(8)
しかし、取材対象が多すぎたのか語る焦点が掴めきれず編集が雑な様に思えた。
ボスに対する へえ、そうだったんだ! と感嘆する新発見があるわけでもなく。
(唯一の収穫は、"快楽の園"に描かれている楽譜が実際に読める&タブーな旋律であるという事くらい)
また、話の繋ぎもセンスが微妙で、サントラが少し痛い歌詞付きで萎えてしまった。普通にクラシックではダメだったの?
正直、テレ東でやってる某美術番組の方が良質です。謎の多いボス作品の解釈を深める目的で視聴しましたが、予想と異なり残念でした。
彼は敬虔なクリスチャンとしてこの絵を描いた。
作家や音楽家など色々な人がでてくるが、知らない人ばかりで残念。サルマン・ラシュディにハッとした。
先週、大塚国際美術館でこの絵を見てきたので、印象的に見られた。
何かの情報で、ヒエロニムス・ボスというのは、一人の画家ではなく一種の工房のような集団で、それは左甚五郎のような制作過程を行なっていたということを耳にしたが、今作品はあくまでも一人の画家としての解説となっている。
奇しくも生で絵画を拝めたベルギー展でのボスの作品は誠奇妙奇天烈であり、しかしその愛すべきキャラクターはもしかしたらヨーロッパよりも日本の方が馴染みがあるのではないかと思える程際立っている作品だ(ボスの作品ではないが、ユニコーンと獅子のタペストリーも参考資料として撮されており、まさしくガンダムユニコーンでお馴染みである)。本作はそんな奇々怪々な作品の中でも代表作である『快楽の園』という大三連祭壇画にフューチャーして、各界の数々の第一人者がその鑑賞の感想、イマジネーション、解説、そして妄想と、多面体的にカメラの前で語るオムニバス的手法で綴られている。
或る人は『反面教師』、或る人は『謎と共にいること』、或る人は『鏡』、等とその出演者のインスピレーションが留まらないパワーをもている絵画であることは、誰でも承知であろう。その他にも沢山の言葉の語彙、ワードの組み合わせ方と、流石一流のクリエイター達が発する言葉は思慮深く、縦横無尽に言葉を操りながら解読していく。充分なほどの贅沢な絵画の読解を愉しむことができる。
それだけではなく、例えば背景画のみにCGを駆使してみせることで又違ったアプローチの解説も試みられていて益々多面体な印象を与えてくれる。今作品をコラージュしたサルバトール・ダリ等、以降の有名画家達にも多大な影響を及ぼすボスの今作品をここまできちんと紹介したドキュメントはかなり貴重で素晴らしい出来であった。本来ならば8Kデジタルで観るのが正しいのか、それとも映画作品としての上映が正統なのか悩むところだが、いずれにせよ今作品をシリーズ化するような流れになって欲しいと願うばかりだ。そうすることによって絵画芸術をもっと取り入れたいというモチベーションに駆られるのだから。
「ベルギー奇想の系譜」展で事前にボスの作品に触れる機会があったこともあり、非常に興味深く鑑賞しました。個人的に、NHKのドキュメンタリー2時間スペシャルを観たような感覚でした。怒られるかな…(^^;
展覧会では知り得なかった、ボスの置かれていた環境や、当時の楽器やところどころに隠されたシンボルなど、新たな発見があり、より彼の作品を深く鑑賞できるようになりました。
画家としては、けっこう裕福で恵まれた立場だったのではと推察します。遠い国の国王から絵の発注が来るなんて、売れっ子だったんですね!
また、途中でお祭りのようなシーンや、ボスの絵をモチーフにした置物が掲げられるシーンがありましたが、今もネーデルラントやスペインでは、ボスの作品は変わらず愛されているのかなと思いました。彼の作品が多く所蔵されているプラド美術館、いつか行ってみたいです。
そして、こんな奇抜な絵を描きながらも、実は宗教的に保守の立場を取り続けていたところにも驚きでした。卵や魚、うさぎがところどころに描かれていますが、それらも宗教的な意味をもっていたのだと、納得しました。展覧会では気づけませんでした。
彼の作品は過去もこれからも、多くの人を魅了し、また多くの芸術家に影響を与えていきます。その証拠に、映画には様々な業界のクリエイター達が口を揃えて彼の作品を絶賛し、また我々自信も、一度観たら忘れられず、見れば見るほどもっと見たくなる感覚に陥ってしまいます。