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最後の1本 ペニス博物館の珍コレクション評論(14)
この映画の第一印象は、男性の「シンボル」がテーマなので、中身はエロいのかと思いましたww
ところがそんなにエロい訳ではなく、笑えましたし、彼らのペニスに対する熱い想いが徐々にですが、こちらにも伝わってきました。
少しだけですが、感動しましたね。
イラストレーターのみうらじゅんさんが、最高のコメディ映画だと言ってましたが、まさにそうですね。数多くあるコメディ映画の中でも、こんな男性器がテーマな直球すぎる映画は初めてです(笑)
ストーリーは単純。
アイスランドにある唯一のペニス博物館の館長シッギは、40年間にわたり、哺乳類の標本を展示しているが、彼には死ぬ前にどうしても叶えたい夢があった。
それは、人のペニスを展示することだった!
候補のぺニスは二人。
300人と関係をした元プレイボーイ、アイスランド代表95歳のパゥットル・アラソン!
自らのペニスを「エルモ」と呼ぶ中年カウボーイのトム・ミッチェル!
果たしてどちらのペニスが展示されるのか?!
という、お話です。。
感想は、普通に面白かったですw
テーマがもう男性のシンボルなので、多少のエロはありますが、彼らは大真面目です!(笑)
女性の方からみると気持ち悪い!と思うかも知れませんね(^^;
でも、これはAVでもなく、大真面目のドキュメンタリー映画です!
まさにチン映画でした。。(^^;
友人からシャレで贈られた牛の○○○に魅せられてあらゆる動物の○○○収集に目覚めたシッギさん。「家が片付かないから」という真っ当な理由を妻に突き付けられてオープンしたのが、アイスランドに実在する恐らくは世界唯一の○○○博物館。タブーを打ち破り人々の固定観念を揺さぶりつつ教養を授けたいという至って真面目な信念と、決して何物も殺めないというポリシーで我が道を突き進むこと数十年、残すはヒトの○○○のみ。そこに自らの○○○を寄付しようという奇特な人物が2人現れ、どちらの○○○が有終の美を飾るか静かな戦いが始まる・・・という冒頭からこちらの固定観念をグラグラに揺さぶってくる驚愕のドキュメンタリー。
2人の男がそれぞれに抱える冗談のようでいて全くもって真剣な理由が老いてもなおとどまるところを知らぬ自己顕示欲を高らかに謳い上げていてもう天晴としか言いようがないわけですが、それを戸惑いながらも受け止める普通の人々の寛大さとアイスランドの雄大さこそがこの映画の影の主役かも知れません。
それだけで終始ヘラヘラ笑ってた!
異常な執着のように見えるが、その本質はどこにでもあるようなものなのだろうなぁと思った!
必見です。