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The Public Image Is Rotten ザ・パブリック・イメージ・イズ・ロットン評論(3)
"This old sod is going to be around for centuries."
映画の冒頭に日本のテレビ番組を切り取った画面から「長生きしたい?」という文字に... このバイオピックの主人公の彼、ジョン・ライドンが答えていた。ただ、イギリス人らしくアメリカ人との違いがハッキリと分かるスラング "old sod" は訳さずに...
"Sex Pistols" 時代のペルソナのイメージとして、ジョニー・ロットンをマネージャーであったマルコム・マクラーレンから契約の執行として、はく奪され、生まれた時のジョン・ライドンに戻った彼が、Public Image Ltd(略してPiL)のメンバーである自分自身の半生をストーリー・テラーの顔としてビール片手にロサンゼルスの自宅で語っている。
ライドンは7才の時に脊髄髄膜炎を患い4年の間、人生からすると短期的な記憶喪失の為に両親や兄弟ですら見知らぬ人として暮らす奇妙な生活を送り、また永続的な脊椎の湾曲を十字架にジョン・ライドンは、 "Sex Pistols" のハードな時代からやや猫背なところやたまに眉を寄せてしかめるのは、その後遺症からきている。
ピストルズの面影から逃れ、バンドPiLの創設以来、残っている唯一のメンバーとして理にかなうようなPiLについてと回顧録的ライドンにさまざまに起こった生きた姿のラインナップとして、薬物の乱用、そしてお金と音楽との均等に分配されない争いなど主な出来事がメモリーとして時系列に並んでいる。
ライドンのゆるぎない世界観は、カメラに話しかける広範なインタビューを中心に構築されていて、本当のブリキの箱をレコードの様に円形にかたどったPiLのセカンドアルバムに付随するようなフィル・ストロングマンの「Metal Box: Stories from John Lydon's Public Image Limited 」や動画サイトで出版20周年記念の様子から、レッグス マクニール , ジリアン マッケイン共著の「Please Kill Me: The Uncensored Oral History of Punk 」によってパンクの歴史本として一番に挙げられるこれらの本の中の一人の主人公として、よく知られたバンドのフロントの彼は妥協を許さない。
彼の体は以前よりも厚く、笑顔にある人間不信の輝きは雄弁でカリスマ的な人物であり続けるライドンは、PiLの主題についてオープンで熱心で子供の時に患った辛い病気の後遺症と共にシュガーコーティングを許さない彼自身の鑑であり生き写しの語り部となっている。
Ever get the feeling you’ve been cheated?
古くは、日本のチンケなグループがそのまんま真似た、たしかポルノ男優を生んだタータンチェックをあしらったファッションが印象的なエディンバラ出身のグループやドイツの場末のクラブで革ジャンに身を包んでいた人たちがスーツ姿に着替えさせられ、終いには宝石をジャラジャラ鳴らす彼らの音楽の "お" の字も知らない高貴な人たちの前でいくら何でも歌わせられたりしていたバンドなどを例に挙げるとするなら、彼らは猿回しのお金をジャンジャン産み出す "お猿様" として操り人形の側面があったのは事実としてジョン・ライドンもその一人であった。
彼の話し方や服装、それにトレードマークのツンツン頭しかり、Sex Pistolsという時代の寵児を象徴した全てがまがい物に見えても当然と感じてしまう。
Sex Pistolsとしては、いくらジョン・ライドンが努力をしてもその存在そのものを打ち消される事になろうとは、しかも後からバンドに加入したベイスト、シド・ヴィシャスの解散後の一連の騒動の為に...
ユダヤ人の裕福な家庭に生まれ、その癇癪持ちの性格から生まれたナンシー・スパンゲンというグルーピーの猛者がドラッグ・アディクトからシドのマネージャーとなり、ドキュメンタリー映画『WHO KILLED NANCY(2009)』として蘇った彼女や彼女の死後、オーバー・アディクトが原因とされるシド・ヴィシャスの夭折ぶりが、『Sad Vacation』などのドキュメンタリーによってSex Pistols の金字塔となり、裏メニューとして不動の位置に落ち着いてしまっている。
その初期のトラウマは、外見とは違う頭の良さから60才を超えた今のライドンを明白に悩ませていて深刻なこころの攻撃となっている原因なのかもしれない。
Sex Pistols, Lydon said that he was not an anarchist, calling it "mind
games for the middle-class".
ファーストシングル"Anarchy in the U.K." がSex Pistols のコアなファンを熱狂させたのが、つまり、彼の歌詞が、衰退する穏やかな暮らしと産業主義的音楽の風潮の中で権利を剥奪された若者たちによる、怒り、混乱、不安感、欲求不満、疎外感に対しての "糧" の存在であったのに"Anarchy in the U.K." の作者である彼自ら、全否定することは、いきなり梯子を下ろされた形になって不信感を個人的にはライドンには感じる... 仮にSex Pistolsを時代の寵児にしたペルソナを自分の意志にそぐわない見せかけの姿としても
何時でも何処でも世界の音楽史の蚊帳の外にいる日本としては、’70年代の聞こえの良い産業ロックと揶揄された時代に、ある意味、あだ花的な存在から彼らの稚拙な音楽性の言い訳によらず、音楽史に Sex Pistols がクサビを打ったのは間違いがない。
たぶん、人のパクリばかりしている日本の無神経なジャリタレには永久に分からないことかもしれない。 失礼、辛らつ過ぎて日本の音楽ファンの皆様?
本作よりも『The Filth and the Fury』の方が、Sex Pistolsを知るには早道かもしれない。
あっ? これは、ライドンのバイオピックだっけ!? またまた失礼
エンディングロールではイアン・マッケイやジョン・ウォーターズまで登場、TheSlitsのアリ・アップに触れる場面や母親に奥さんと感傷的になるジョン・ライドンの姿に戸惑いながらも興味深く。
SexPistolsと出会いPunkに目覚めた中一の自分が本作を観たら幻滅し落胆していたかもしれない、まだPublicImageLtdすら知らなかった自分、今やひたすら1stだけ聴いている、シド・ヴィシャスが生きていたら今現在の姿を想像するとゾッとしてしまう、ジョニー・ロットンはジョン・ライドンではないがジョン・ライドンはジョニー・ロットンだった、生き恥晒しながらのイメージがありながらも偉大な人物であるのは確かな事実。