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かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦 ファイナル評論(20)
原作知ってると原作のイメージで見ちゃうのですが、かぐや様は期待裏切らなかったと思います
ところが、何が起こったのか分からないのですが、予想に反して本作「ファイナル」ではビックリするほど完成度が上がっていた(対前作比)のです。
やはり映画というのは、見てみないと判断できないものだと改めて実感しました。
まず、演出がかなり良くなっていて画作りや音楽の使い方もしっかりしています。
それに伴って、ギャグシーンのヒット率もアップしているのです。
前作では、生徒会のメンバーは白銀御幸と四宮かぐや以外は❝お飾り❞に過ぎませんでしたが、今回は「ファイナル」ということで脚本も練っていて生徒会のメンバー全員にライトが当たっています。
そして、文字通り、最初からラストの「エンドロール」まで楽しめるようになっているのです。
ちなみに「エンドロール」を最後まで楽しめた映画というのは、実はかなり珍しい体験です。何回見ても飽きないような雰囲気の良いエンドロールで、このアイデアもやはり演出センスがアップしている証でしょう。
平野紫耀や橋本環奈は当然のこと、前作によってキャストのチーム感が出来たようで、キャストが適材適所に配置され、それぞれの見せ場をキチンとこなしていました。
もちろん肝心な❝天才たちの恋愛頭脳戦❞も健在で、後味も良い作品に仕上がっています。
2時間でまとめる為に無理やりIFルートに入ったような感覚だったので、打ち切り漫画のラストのような残念感がありました。
まあ仕方がないのかな。2時間でまとめる為には捨てないといけない部分は多いし。
個人的には前作の方が好きでした。
原作ファンですが、前回の劇場版で原作とは違う白銀vsかぐやでの生徒会長選をやってしまったので、本来ならそこで登場するミコちゃんをどう生徒会に入れるかと思っていたらなかなか脚本家もやります笑
ミコちゃん→石上のラブは描かれませんが、まぁ仕方ないですね。チョロさや藤原信者っぷりは健在です。
石上君の学校での嫌われっぷり、体育祭での陽キャな応援団員に巻き込まれ、過去を認めてくれる生徒会メンバーとの出会い、子安先輩に恋する話、白銀の合コン、早坂との密会、石上君の中学時代、文化祭、留学…
ファイナルだけに、もう続編作らない気でいるのでしょう。
最後の最後まで仕込みタップリです。
よくこの上映時間の中にねじ込みまとめたものだと関心しました。
石上君の男泣き、そして体育祭での活躍は知っている話なのにウルっと来ました。
作者が同時並行で『推しの子』をやっているので俳優の演技のひどさや舞台裏での人間関係などを想像するとこの作品の演者でないとしても色々と想像させるものがあります笑
EDのダンスは生徒会メンバーで見事なダンスを披露してくれました。そこは白銀(平野君)ヘタでもネタになる所ですが、流石はキンプリですね。
本作は本作でよしとして、『推しの子』は劇場版やらんで下さいね。まぁ、難しいと思いますが…。(饅頭こわい)
推しが居てもつまんなかったわ…
これは出演者に推しがいなけりゃ寝てまうのでは?
実写化でコメディ色を強く出す映画が多いけど
面白いでしょ?!でかい音と変顔アップ
佐藤次郎ばっかで勝負してくんなよ
日本には佐藤次郎とムロツヨシしかコメディ俳優おらんのか
原作未読者からしたらストーリーもぶつ切りに見える