天国の半分
プロット
スペイン
12月22日 1990 台灣上映
ぼのぼの
プロット
日本
11月13日 1993 台灣上映
あの空をおぼえてる
プロット
日本
04月26日 2008 台灣上映
船、山にのぼる
プロット
日本
04月05日 2008 台灣上映
ぼのぼの クモモの木のこと
プロット
日本
08月10日 2002 台灣上映
ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき 空と木の実の9年間
プロット
日本
07月24日 2020 台灣上映
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半分の月がのぼる空評論(20)
泣かしてやるぜ感がなかったので良かったかな。
細かい仕掛けがジャブの様に効いて涙が誘われました。
原作未読。しかも今回は、チラシのみの知識だけ。予告編すら知らずに観たから、殆どまっさらな状態での鑑賞だった。
いきなり難病物らしき展開に戸惑う。この手の作品では出来不出来が激しい印象が有るから。しかも、殆どが不出来なのがね…。
パタパタと風に翻るシーツ越しにヒロインが対峙する。「嗚呼!そうだ。この監督は、『60歳のラブレター』を撮ったんだっけ。」
あの作品に於ける、後半怒涛の超絶ベタベタな展開は、寧ろ心地良かったなぁ〜と思い出す。
初めの内は我が儘放題のヒロインで有ったが、徐々に草食系男子の様な主人公と心を通い合わせる。そして、父親との思い出の場所へ。
「嗚呼!これはまるで『ローマの休日』だなぁ〜」と。どこまで意識しているかは解らないのだが。
その間にも、やがて絡んで来るであろう大泉洋演じる心臓病医師のエピソードが入って来る。
やがて来た〜『60歳…』の時を越える、ウルトラスーパー超絶ベタベタな文化祭の場面(笑)
そうか〜。この時のセリフが題名と関連しているのか。とても高校生が考えるセリフとは思えないが…。
さあ、これにどう大泉洋が絡んで来るんだろう…。
O(><;)(;><)O畜生やられた。予想もしてなかった。悔しいわ!かなり年○差を始めとして無理矢理なんだけど…。
最後○○○が流す涙に、「そこまではどうなのかな〜」って思いは少し有りますが、とにかくちょっと悔しかったわ(苦笑)
本〜当。嫌いじゃないんだよな〜、こんなベタな映画(笑)
(2010年4月12日池袋テアトル・ダイヤ/スクリーン2)
リカはユウイチに無理難題をイロイロと命令するが、二人の仲は徐々に深まっていく。-
■印象的なシーンとやられたシーン
・本好きのリカがユウイチに命令で、イロイロと本を持ってこさせるが、彼女の一番のお気に入りは、「銀河鉄道の夜」だった・・。ユウイチはリカから貸してもらった「銀河鉄道の夜」を読み込み・・”心配ないよ、ジョバンニ・・”
・病院を抜け出し、夜にホウダイヤマにユウイチに連れて行った貰ったリカ。そこはリカと同じ病で亡くなった父との思い出の場所だった・・。
・リカが入院した病院には、ナツメ先生(大泉洋)と言う外科医がいるが、ある理由で難病の執刀から逃げている。
ーこのナツメ先生の時空を超えた描き方を是とするかどうかで、評価が分かれると思う。私は、是とした。-
・ユウイチがリカを自分の高校の学園祭に招くシーン。そして、劇の主役の女性が”事情があって”現れない中、リカが主役をやりたいと申し出る。
そして、リカはユウイチが扮する王子に言葉を掛ける ”私は一時でも長く貴方の傍に居たいのです・・”
ー彼女の夢は女優だったのだ・・。
あの劇中でのセリフは、その夢を一瞬でも叶えてくれたユウイチに述べた感謝の言葉だったのだ・・。
そして、二人はユウイチが退院する前、病院のベッドの布団の中で、月を見ている・・。”あの月、きっと上弦の月だよね・・”ー
■時は流れ・・
・ユウイチはリカを救うために、懸命に勉強し、医師になる。そして、二人は結婚し、娘ミクを授かる。が、リカはある日、亡くなってしまう・・。
それ以降、ユウイチは妻を助けられなかった事を悔い、自らの妻に行ってきたオペを断るようになる。
ーこの辺り、ナツメ先生が且つてのユウイチであり、何故、現在の患者の女の子のオペを避けるのかが、徐々に分かってくる。ー
・ナツメ先生(大泉洋)が、且つてリカと二人で病院を抜け出して登ったホウダイヤマで独り、語り掛ける ”俺、良くやってるやろ・・” その姿を優しく見つめるリカの眼差し。
そして、いつの間にか夏目先生の足元に”あの本が置いてあり・・”
その本の裏表紙に書いてあったリカの言葉。
それを読み、泣き崩れるナツメ先生。
-このシーンは、グッと来てしまう・・。亡くなっても、ユウイチを優しく見守り、勇気づけるリカの姿のである・・。-
・ナツメ先生は久しぶりに伊勢県立病院に戻り、ナースのアキコと再会する。そして、今まで避けてきたオペと向き合うことをアキコに告げる・・。
<今作以降、オリジナル脚本で勝負する数少ない邦画監督になった、西田征史の”ちょっとズルイ感じもする”脚本にヤラレタ作品。
濱田マリさんのすぐに頬っぺたをつねるナースさんも印象的だし、若き池松壮亮さんの姿も嬉しい。
それにしても、今作でヒロインを演じた忽那汐里さんは、顔に傷を負った少女を演じた「許されざる者」「海難1980」「女が眠るとき」」「オー・ルーシー!」という作品を鑑賞した際、独特の雰囲気を漂わせている素敵な女優さんだなあ・・と思っていたのだが、最近、拝見していない・・。
お元気にされているのであろうか・・>