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カイジ 人生逆転ゲーム評論(20)
それでも、藤原竜也の熱に引き込まれる
軽く観られる作品
会長にもっとドス黒く悪役になって欲しかった
カイジは普段ダメダメだが、追い込まれると本領を発揮する
普段からもう少ししっかりしていれば、
借金を抱えることもない気がするのだが...笑
3部あるうちの一作目。無難に面白い
原作はマンガらしく突拍子もない形で展開されるがご丁寧な説明つきなので、映画も同様に説明がついてくる。
マンガのキャラクターは独特の顔立ちな為、カッコ良すぎる藤原竜也が適任とは思わないし、クズ人間感がない。
しかし劇場作品として「カイジ」ファン以外の人も観るとすればこんなもんだろう。
少々過剰な演技、演出も見受けられるがマンガならぐにゃ~とか出てくるのだし(笑)
ざわっ…ざわ ざわ ざわ
これを音声で表現してきたのだから頑張ったのではないか?と思うが、何冊もかけて展開したマンガと比べると内容、表現は弱いので原作ファンとしては満足度は低いです。
関係ないが雨後の竹の子みたいにカイジ芸人とか出てきて呆れたが人気依存の芸では消えるわな。
他人のふんどしで相撲とるのも程ほどにと思う。
原作は、途中までは読んでる中途ハンパな人です。(麻雀のルールを知らないので、途中でドロップアウトしました(笑))ただ、この作品のストーリーの部分は読了済みでした。
冒頭から出演陣がほとんど原作のキャラクターに寄せようとしてないように感じました。なんとも、オリジナリティがスゴい。。なので、僕は早々に「カイジ」の実写版として見ることは諦めました(笑) 怪我の功名といいますか、そうすることでなかなか楽しく見れました♪ メインキャストは、元々地力のある方々ですし、藤原竜也さんの圧倒するような激情演技、香川照之さんの「半沢直樹」の大和田常務の彷彿とさせるようなヒール役もなかなか見応えありました。松山ケンイチさんと藤原竜也さんとの共闘もなかなか味がありました。あと、エスポワール号や、強制労働現場でたくさん出てきたモブキャラたちの演技が地味によかった。
「お前らみたいな気持ち悪い金持ちより、最後の瞬間に自分以外の人間を心から気にかけることのできたおっさんはどんなに上等か。〜」は、名言ですね、心に残りました。名言で言うと原作で好きだった「奴隷は二度刺す!」も是非入れてほしかったですね。あと、カイジ名物の「ザワザワ」はコレジャナイ感が。。
最後に、鉄骨を命がけ渡るのを性格の歪んだ金持ちたちが安全地帯から優越的に見ているシーン。確かに、遠藤の言う通り悪趣味すぎるけど、安全地帯から攻撃し、見下し、優越感に浸る。。最近のネットバッシング問題って、この悪趣味なギャンブルと本質は変わらないような感じました。この異常な世界が、ネットの世界では現実に展開されてしまっていると思うと今の世界が末恐ろしい。。
カイジは男くさくていいんだって。
漫画原作の邦画ってよくこういう余計な改悪をするよな。
利根川も当時40代前半だった香川照之じゃ若々しすぎる。