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π パイ
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ブレードランナー ファイナル・カット評論(20)
まず、作品設定が今まさに2019年11月になっていたので、現時点で酸性雨が降ってなくて良かった。
ラストにグっとくるものがあったけれど、このラストのために長々暗い画面を見せられるのは
ごめんなさい、自分には無理で苦痛でした。
ライアン・ゴズリングが主演だったのでとりあえず鑑賞したブレードランナー2049もよくわからなかったし。
むしろ、この作品の評価がなぜこんなに高いのかが自分は知りたい。
1982年7月3日 : オリジナル版公開
2007年11月17日 : ファイナル・カット版公開
2017年10月27日 : 続編 ″ブレードランナー2049″公開
2019年7月19日 : ルトガー・ハウアー(75)死去
2019年9月6日 : ファイナル・カット版IMAX公開
2019年11月X日 : 時代設定
ここ最近、未来の設定が追いつく映画が多い中、現実は追いついていないなぁ。と感じる今日この頃。
当時こんな STORY、ART、MUSIC、CGよく作ったなぁ。
昔の映像をよく鮮明に再現できるなぁ。
酸性雨が劇場に降っている臨場感半端ないなぁ。の117分でした。
ルトガー・ハウアーさんのご冥福をお祈りします。
バージョン違いによる影響は判然としませんがレプリカントが抱える絶望的な悲しみがよりビビッドになった感あり。この辺りは初公開当時には全然ピンと来なかったところであり、この世界観が理解出来るまでに40年近く年月がかかるほど深淵な風格をまとった作品であることに改めて感動しました。オリジナル版から何も手を加えていない描写であっても古臭い印象は欠片もなく、特にロイ・バッティの佇まいの美しさとレイチェルの今にも壊れそうな可憐さに胸が痛みました。
ただ、このエンディングだと『ブレードランナー2049』には繋がらないということかな。まあいいけど。
ディック作品はネタの宝庫だと思うのでもっと映画化したらいいのに。「訪問者」「くずれてしまえ」「人間らしさ」「植民地」とか『ユービック』を今度こそとか。