ジョーズ・アパートメント
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
ニューヨーク・オールド・アパートメント
プロット
スイス
01月12日 台灣上映
猫たちのアパートメント
プロット
韓国
12月23日 2022 台灣上映
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スパニッシュ・アパートメント評論(6)
暫く観ておらず殆ど内容を忘れてしまったが、没個性がちな日本社会へ、この映画を通じて一石を投じたいという感想だけは覚えている。
多様化進む「今(2019年)の」日本人に必要な視点が盛り込まれていると思われる。
レディオへの曲が流れてたっけ。
大好きな映画です。
過去に鑑賞した時に大好きになった作品で久しぶりに再鑑賞しました。バルセロナは本当に美しくて素晴らしい街でゲストハウスに1週間程滞在した時の事を思いだしてしまいました。それにこんなにバックボーンが異なる人間と1年間も一緒に居たらそりゃあ価値観も変わるでしょう。私は多様な価値観、人間、文化に触れる事が人生で一番の贅沢だと思っているので、このアパートが本当に羨ましいです。
グザビエがエリート街道に進むか売れるかどうかも分からない作家の道に進むか、最終的に自分の本心に従うところがやっぱり私がこの作品を好きになったところだと思いました。自分を信じることができない人、本来の人生を生きていない人、人生に迷っている人、映画で人生は変わらないかもしれませんが何かしらのきっかけになるかもしれないので、是非鑑賞してもらいたいです。
色々な国の人が一つのアパートに住み、そこで起きる物語。
人生の意味を考えさせられる。
そして男と女の違い。それだけではなくそこには同性愛者も存在する。
冒頭に近いシーンでアフリカ系の若者が、自分の中で二つのアイデンティティが矛盾なく存在するということを語っている。この映画は、主人公グザビエが一年の留学を経て、様々なアイデンティティが存在するこの世界を知り、そこから自らのアイデンティティを作りかえていく物語である。
世界が一つのものさしで測られる時代。共通の経済原理が働く人間の活動。このように一見すれば、単純で単一な世界観が我々の生活を覆うように感じるが、現実は異なる。世界の統合が進めば進むほど、人々の活動範囲が地球規模になればなるほど、狭い地域の独自性が際立ってくるということが、グザビエらのアパートでの共同生活に象徴される。
この作品の公開から10年経ったいま、スコットランドの独立を問う投票が行われたり、カタロニア、バスクの独立問題が再び熱を帯びてくるなど、地域の独自性を尊重する運動が高まっている。
情報通信や交通の発達で地球が小さくなるほど、異文化どうしが接触する機会は増えてくる。この映画の登場人物たちのように、自他ともに尊重し、異なることから楽しみや新たな価値観を得ることの出来る関係を築いていきたいものだ。
映画では民族問題や経済問題など堅苦しいことには直接言及していない。グザビエというフランスの若者の視点を通して、混沌へと向かう時の恐れと混乱、生まれ育った土地と人々への惜別の感情、未知の世界に触れ新たなアイデンティティを獲得する喜びを分かりやすく生き生きと描いている。若者の屈託のなさが画面いっぱいに広がる気持ちの良い作品だ。